山行日 1987年11月1日~3日
メンバー (L)廿楽、今村、井上、別所
自分で登ってみないと味わえない「良さ」を再認識させて頂いた例会でした。
(1).小淵沢から釜無川ぞいに、タクシーが出来得る限り林道を入ってくれることを祈ったこと。(でも運転手のここが終点ですの一言で、その後2時間弱の林道歩きを余儀なくされた。しかし朝雲を眼下に浮かばせる紅葉の山中にたたずむことができた。)
(2).伐採小屋から横岳の急登では、苦しい時に使う魔法の言葉の入っている引き出しを何回も開けてしまったこと。(非常に苦しい登りだった。タラの木群生斜面でこの先、今日の水場が得られないと見通しされた際、先輩だが若さの井上さんとリーダーは1時間かけて水汲みに岩室までピストンして下さいました。助かりました。)
(3).第1日目の三角点ピーク手前森林帯でのテントの中では、美味しい飲み物と仲間との会話が、明日の鋸岳もなんとかなると、だらけた身体をはげましてくれたこと。(ただの尾根歩きでない、岩稜縦走である。天気も悪そうだ。そんな明日を前にして、ひと時の微睡み(まどろみ)が心地よかった。)
(4).朝から風と雨、そしてそれが1日中、ザイルで下降したり、濡れながらパンを食べたのは何年ぶりかな、岩間に見つけたコケモモの味も久しぶりだったこと。(小ギャップはザイルで下り鹿窓を通って、すぐザイルで信州側に20m下降。さらにガレ場を下って、岩稜を右に回りこみ、第二高点に続く踏跡を急登した。道標あり、第二高点から六合石室までは上下あるがむずかしい所はなかった。)
(5).おお六合石室のたのもしさよ、岩室を作られた先人に心からのありがとうを言いたい。(私が今年購入したあこがれのタラスブルバのパーカーは、石室に着く頃は雨をたっぷり含んで、耐水に限界があることを知らされたこと。パーカーって、アウトドア用品だもの、山はやっぱり、ゴアテックスのレインギアの上下に限る。欲しい。石室内にテントを張って身体を井上ブランデーで内から、オプティマスで外から乾かした。その間リーダーは水汲みに、水場は石室より約10分。)
(6).3日目の駒への稜線歩きは、花崗岩とハイ松の織りなすきれいな高山庭園歩きを楽しんだこと。(実は今日も昨日に劣らない風と雨で、石室からの森林限界近い稜線は特に風が強く、リーダーは、おいらく隊員の体調を気づかったが、しばらく登って調子を見ることで結論をだそうということになった。しかし鎖場が出てくる頃には、駒を越すんだという暗黙の了解が生まれていた。20数年ぶりの甲斐駒は霧の中だった。あとは北沢峠へ下るだけになった。やったのだ。)
せめて出来るならば、四季に一度づつぐらい山に浸りたい。日本の山の美しさ、そこに今、生きていることの素晴らしさ、仲間と登る心強さ、そんなことを味わいたいとぼやっと日頃思っていたのではなかろうか。今回の山行で、その辺がはっきりしてきたと感じた。
同行の皆さんの協力協調を感謝いたします。会員の皆様、次回もよろしくお願いします。
| 11月1日 | 小淵沢駅発6:20→タクシー下車6:50→林道終点発8:30→伐採小屋9:30~9:40→岩室9:50~10:10→横岳西側稜線着12:55→横岳13:20→横岳峠13:45~14:10→幕営地着14:50(泊) |
| 11月2日 | 幕営地出発6:35→三角点ピーク7:55~8:05→角兵衛のコル8:40~8:50→第一高点9:15~9:25→小ギャップ9:35~10:00→鹿窓10:20→第二高点11:45→中川乗越12:05~12:15→三ッ頭13:30~13:40→六合石室着14:20(泊) |
| 11月3日 | 六合石室発6:50→甲斐駒ヶ岳8:40~8:45→双児山10:20~10:25→北沢峠11:20~12:50→甲府駅着15:15 |
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