山行日 1994年9月23日~24日
メンバー (L)服部、大久保、水田、飯田
9月23日(金)早朝、私は非常に焦っていた。なぜかというと、寝坊をしたのに加え、電車の時間を読み違い約束の時間に遅れそうだったからである。しかも、今回は記念すべき入会後の初山行である。そんな私のことを知ってか知らずか、早朝の東武東上線はいつもよりも遅く、山手線はなかなか池袋に来ない。これはまずいかなあと思ったが、けれどもなんとか集合予定の品川発沼津行の始発に1分前に着くことが出来た。
電車の中にすでに大久保さんと水田さんが待っており無事出発となった。途中、服部さんと合流し今回のメンバーが全員そろった。つかの間の眠りの後に静岡駅に到着し、バスに乗り換えて梅ヶ島温泉途中の新田へと向かった。前日の悪天候にも拘わらず外は青空が見えている。川沿いの景色を見ながらこの時点では心の内も快晴であった。そんなこんなで約2時間バスに揺られて、やっとこさ新田に着いたのだった。
話は変わるが、なぜ今回の山行に私が参加したかというと、それは一言でいうと「南アルプス」と言う言葉の響きにくらくらきてしまったからである。南アルプス=み・な・み・ア・ル・プ・ス・天・然・水!、そうなのだ、私の頭の中にはこの呪文により、パブロフの犬状態のごとく可憐な少女が水を飲んでいる絵が浮かぶのだった。まったく自分のいい加減さにはつくづく嫌になってしまう。
話を本筋に戻そう。新田を出発してから1時間後、13:30に登山道にたどり着いた。川伝いに水場へと向かいそこで久しぶりの山の水を飲んだ。バスの中で見た川は初めこそ美しかったが、上流に近づくにつれ砂防ダムだらけとなり見苦しい姿となっていった。それだけに"やっぱ天然水はええのおぉ!"と思わず感激したのであった。
ひとときの休憩の後、ガンガンと登り始めた。行きの電車とバスの中で延々と寝ていた水田さんは突如として手に握りしめたタオルをプロペラのように回し始めた。どうやら暑いみたいである。大久保さんは汗をにじませ、暑いを連発している。行きの快晴とはうって変わり、山の中はガスっており視界が悪く蒸し暑かった。それでもハイペースで山小屋へと向かっていった。服部さんはかなりタフのようだ。一方、大久保さんは途中で山の中に姿を消してしまった。
何とか全員小屋にたどり着き、夕食前の一杯となった。瞬く間に場にはつまみが並び飲む態勢になっていった。そして、つまみと酒だけでほとんど腹の中は満たされてしまった。
翌日の朝は曇りであった。しかし、山伏から大谷嶺に向かう途中の景色は見通しこそ程々であったが、なかなか渋い姿を見せてくれた。さらに期待を胸に八紘嶺へと向かう途中、雨が降り始めた。雨は一向に止まず、強くなっていった。八紘嶺を足早に抜け、梅ヶ島温泉へと向かった。
およそ2時間後、びしょ濡れになり温泉に何とかたどり着いた。バス停の近くの梅薫楼と言う名の宿の温泉(時間制限30分/600円)があったのでそこに入った。入浴後、バスの出発まで時間が余ったので近くの店でおでんをつつきビールを飲んで疲れを癒したのであった。
| 23日 | 新田12:30→西日影沢登山道入口13:33~40→1330m付近水場14:35~45→蓬峠15:00~05→1950m稜線16:05~20→山伏小屋16:30 |
| 24日 | 山伏小屋7:15→山伏7:38~45→新窪乗越8:50~9:05→大谷嶺9:40~50→八紘嶺11:15→富士見台12:00→梅ヶ島温泉バス停12:55 |
| 静鉄バス | JR静岡駅→新田 | 1250円(1時間40分) |
| 梅ヶ島温泉→JR静岡駅 | 1350円(1時間50分) | |
| 梅ヶ島温泉 | 『梅薫楼』600円(但し、時間制限30分) | |
| 安倍川沿いに公衆浴場有、450円。(9~10月は改修休業中だった) | ||
Copyright © 1994 飯田亮一. All Rights Reserved.