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リレー随筆
春田 正男

 昨年の暮れ一度私なりに苦労して遭難および気象の事を少々ばかり調べて書いたものを郵送したが、暮れの争議で忙しかったのか、編集担当者の手元に届かないため私のところでリレー随筆がストップしてしまったことを深くお詫びします。
 再度同じものを書くつもりが統計した数字が判らなくて書くに書かれず、でも遭難の事はあまりよいものでないので、一つ委員並びに会員諸兄姉等にご相談みたいなことを書いてみたい。
 それは会費です。何期分か滞納で除名は会則にうたっている以上しかたがない。しかし、この問題を深く各委員の人達は考えたことがあるのか疑いたくなる。私達は努めの身、いざ会費を払う段になると頭を痛めるのが支払い方法である。近くに第一銀行支店、郵便局等がある場合は簡単であるが、ない時は月一度のルームで支払うしかない。ところが月一度のルームを逃したらまた1ヶ月また1ヶ月と延び延びになって、しまいには除名になってしまう。委員は岩つばめ、またはハガキを出しさえすれば会費が取れる方針らしいが、もっと会員に気軽に支払い方法を伝えるべきだ(いつも第一銀行五反田支店三峰山岳会宛同じことばかりだ)。そうすることによって会員を減らさずに済むのではないかと思います。毎月の岩つばめを見るたびに除名欄があるのがもの淋しい。私から見れば除名されるべくして除名でなく、方法の提示も何もない現行の集め方にあると思います。解決方法として何かあると思う。(1)ルームを毎木曜日に委員1名ずつでもよいので再開してもらいたい。(2)毎木曜日が駄目なら「えびはら」の人に預けることができる。(3)郵便切手などの方法を採用してもらいたいものである。
 尚、最近横関氏(元代表者、委員長等)が退会届をある老委員に提出されている噂が流れているのを知っていますが、私は嘘であって欲しいと思いますが。しかし昔の功労者に名誉会員制度を採用しないのか不思議だ(他の山岳会にはある)。
 新しい会員の皆様には昔の人と言っても判らないかも知れないが、大きく分けて戦前、戦争中、戦後を通して三峰山岳会が発展してまいったのです。発展のため多くの人達が次から次に会の伝統一歩一歩守り続けてきた功労者を、創立以来の太田氏などはいつの日か退会している。また会員は除名となってしまった人もある。これ等の会員は会報、集会の事で憲兵隊、警視庁などに出頭命令で弾圧に喘ぎながらも三峰山岳会の伝統を守り、苦難の道を歩んだ元会員を私は私なりに何とかならないものかと思います。名誉都民、名誉社員等の表彰があるが、三峰にも名誉会員制度があっても良いのではないかと思う。
 今まで退会、除名された人、これから退会する人達をある程度の規則でも良い、会に盡された人達に尚会の発展に盡してもらう制度が欲しい「会員諸兄姉に訴えたい」会則の一部改正して一条を設けてもらいたいものである。
(次は鈴木竹次郎氏にお願い致します)


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