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鍋割山
宮坂 和秀

山行日 1961年12月24日
メンバー (L)宮坂、市川

 多数参加の申し込みがあったが、実際の参加は市川君ただ一人。それも今日は快晴、山でのクリスマスは楽しかった。
 渋沢駅から前面に大山から鍋割山へかけての稜線を見ながら森戸を抜けて勘七沢の出合へ、快晴にも拘らずカメラを忘れたことが悔やまれてならない。勘七沢の出合には従来からある横塚氏の二俣小屋とは別に勘七小屋(村上伝次郎氏)ができていた。昨日開業したばかりだと言う。
 本沢との出合で昼食のため小休止、銅板をはめ込んだ立派な指導標の所から小沢に入り後沢乗越に立つ(ここで注意しなければならないことは先刻の小沢をあくまでも登り詰めることであって、右手の植林の中の小道を登ってはならないー上まで通じていない)。
 鍋割山頂は比較的賑やかだった。ここにも最近「鍋割山荘」という小屋ができた。約1時間ほど昼寝をした上、鍋割峠へ下る。寄木川沿いに下ってくると、水棚沢出合から自動車を通じる立派な道となり、宇津茂から中山峠へ登る。ここから三廻部を通らずに薄暗くなった道をスタコラと急いで甘柿橋から渋沢駅へ。
 渋沢駅では時間がないので慌てて切符を買ったため。定期入れを出札窓口脇へ置いてきてしまい、鶴巻から連絡して次の日無事取り戻した一幕は付録として付け加えておく。

〈コースタイム〉
渋沢駅(8:45) → 森戸(9:25) → 勘七沢出合(10:35) → 本沢出合(11:05~11:40) → 後沢乗越(12:10) → 鍋割山(13:20~14:35) → 鍋割峠(14:48) → 水棚沢出合(15:40) → 宇津茂(16:00) → 中山峠(16:30) → 甘柿橋(17:40) → 渋沢駅(18:00)


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