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二本木峠より登谷山
宮坂 和秀

山行日 1962年4月29日
メンバー (L)宮坂、別所、溝越、渡辺、長谷川(美)、伊藤

 東上線の小川町で30分ほど待たされて皆谷行のバスの人となる。落合を過ぎて「二本木峠入口」で下車、川を渡って早速登りに取り掛かる。二本木峠までは上ノ山部落を経て小1時間の行程だ(また例によって裸になる)。
 峠で小憩の後、直ぐ裏の愛宕山(654m)で昼食を摂る。南西の方に武甲山が雄大な山容を見せていた。大平山、皇鈴山と多少藪っぽい尾根道を行けば、前方の山の上に白い洋風の建物が見える。気象観測所でもあろうか。これが登谷山である。
 下ってグミの木峠(広い道路が越えている)。ここから小登りすると登谷山で、頂上には観測所だと思ったのはコンクリート造りのマイクロウェーブであった。無人の建物の周囲には鉄条網が巡らされていた。大したことのない山だがハイカーで一杯だった。ここで一応尾根通しに行くことにして雨乞山(657m)に登ってから釜伏峠に下る。釜山神社はその直ぐ奥にあるが意外に立派な神社である。境内に便所あり「トイデ」と書いてあるのには大笑いだった。社前には狛犬ではなく、三峯神社と同じような石の山犬があった。
 裏の釜伏山から西へ下り、長瀞へ下る道と分かれて小祠のある仙元峠から尚北へと歩き、前方に大きく根を張るサセ山(538m)に登る。寄居方面の展望が良いがあまり人が訪れない故か静かな山だった。
 帰路は小林を経て、風布からの道に出て波久礼駅へと下った。

〈コースタイム〉
池袋駅(8:00) → 小川町駅(9:30~10:05) → 二本木峠入口(10:30~10:40) → 二本木峠(11:30~11:50) → 愛宕山(11:55~12:40) → グミの木峠(13:07) → 登谷山(13:25) → 雨乞山(13:35~13:45) → 釜伏峠(釜伏神社)(14:10~14:25) → 仙元峠(15:05) → サセ山(15:37~16:07) → 小林下(16:30~16:45) → 波久礼駅(17:03~17:17) → 寄居駅(17:25~18:11) → 池袋駅(19:54)


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