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丹沢ザンザ洞
渡部 武夫

山行日 1962年7月29日
メンバー (L)渡部、三村、小磯、山本(敬)、花岡

 長い自動車道と眠気で飽き飽きした頃、やっとユーシンに着く。夜が明けてきたが山荘の傍で仮眠する。
 5時、山荘の裏手より檜洞へ下り水量の多い沢を飛び石伝いにザンザ洞の出合へ向かう。出合よりしばらく行くとF1、F2がそれぞれ15mの落差をもって落ちる。F1は右側を難なく越える。F2は左側を登るが上部が悪そうである。三村トップで山本、小磯、花岡、渡部と続き落口へ出る。
 ゴーロと小滝を行くと途中10mくらいの滝が現れ、左側のリッジ通しに登る。尚もゴーロを行くと最後の滝で15mの滝にぶつかる。滝下で小休した後、三村トップで登る。上部10m下部5mの二段になっている。下部は岩が脆い。上部はアブミを使って落口へ出る。ここで滝は終わりゴーロを詰めてザンザ洞の頭へ出る。正面に富士、後方に塔ヶ岳が見える。写真を撮って小休の後、同角沢の下降を始める。遺言棚、無名の滝、不動の滝と高捲ルートを通り出合へ出る。

〈コースタイム〉
谷峨駅(23:30) → 神縄(0:40~0:50) → 玄倉(1:30) → ユーシン(4:00~5:10) → ザンザ洞出合(6:25) → F1(6:40~7:25) → F2(8:10~9:10) → ザンザ洞の頭(9:50~10:00) → 遺言棚(10:30~10:45) → 林道(13:30) → 玄倉(14:30)


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