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川苔山集中山行 真名井沢コース
山本 政雄

山行日 1963年4月21日
メンバー (L)山越、山本(政)、内山

 川井駅から歩いた方が早いということで真名井沢出合までテクル、出合辺りは魚釣の人達で賑わっていた。1時間近く林道を歩き六ノ沢出合で朝食を摂る。ここから初めて沢に入る。小滝を数本越えると、また林道に続きすっかり腐ってしまう。林道を過ぎ小沢が合流してくる頃から段々沢らしくなり4、5mの小滝が連続してきた。途中かなり大きな釜を持った魚留の滝等あり右を緊張しながらへずる。山越さんがキジを打つから先に行っとれとのことで「いたどり」等食いながらのんびり歩く我々の他に2名入っているだけでまったく静かである。沢の上部は伏流となるが4、5mの空棚やルンゼ状の棚等が続き楽しかった。ガラ場になってから真名井沢の頭を敬遠し藪を漕いで赤杭尾根に逃げる。一本立てていると4、5人の女性ハイカーが来たので、山越さん始め俄然スタイルを整え「ガンバレ」「ゴクロウサン」等など声を掛ける。頂上へは1時半頃モートーの声で迎えられ豊富なエサにありついた。


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