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詩 山は気まぐれ
内田 恵美子

お前はなぜ怒って泣くのだ
私が行く時は必ず笑って迎えてくれぬ
一度でも良いから笑っておくれ
この前も怒って泣いた
今日も来たのに今にも泣きそうだね
やっぱり私が来たからなの
お前よ、お願いだから泣かないで
最後まで笑顔で見ていておくれ
私が家路に着くまでは泣かないで
静かに笑顔でいておくれ
私はその時のお前が好きだ
それなのにいつも笑ってくれない
そして早く帰れと泣き出す
その時はお前が嫌いになる
ここにいてお前を見ながら思う
お前は気まぐれで怒りっぽい
私はそれでもお前が好きなのだと...


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