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ひとこと
西島 徳充

 会員の皆さん、おめでとうございます。"一年の計は元旦にあり"とは月並な言葉ですが、私も毎年元旦には、あの山をこの山を登りたいと、山の計画を頭にえがき迎えてきましたが、仕事や休暇や私事のために実現出来ないことが多いようです。それでもやはり、一年に一回くらいは、計画をたてて、新しい目標に向って進むことは、山に限らず何事に於ても意義あるのではないかと思います。
 三峰山岳会も年をとるごとに充実し、今年の冬山合宿をみても優秀な会員が大勢参加し技術的にも向上しています。冬山遭難の報道が聞かれる時、冬山合宿の成功を勝ちとるには、山登りの初歩から、基礎技術を学び、一歩一歩前進してこそ勝ちとられるわけです。夏山合宿の屏風岩登頂も、岩登りの基礎をしっかり身につけたから登れたことと思います。しかし技術的に素晴らしくても山岳会は発展しません。「会員の和」が30年の長い年月「三峰」を育ててきました。会も60名の会員がいます。「山」という共通した趣味で結ばれ、その情熱を、三峰山岳会を通して山にぶつけるからこそ、発展しているのです。長い歴史と伝統の中で培かわれた若さと情熱の「三峰」の発展を、会員のみなさんと一緒におし進めましょう。モートー


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