山行日 1965年9月24日~26日
メンバー (L)山本(敬)、小島、野田、浅野、菅谷
9月24日
歩きなれたり3回目の北岳、それでもコースを間違えるとは我ながら頭にきたね。勉強を怠ってくるといくら歩きなれている道でも間違えてしまう。御池小屋へ直接登るコースを大樺沢沿の道に入ってしまう。沢沿いにも道がないわけではない。沢を詰めれば頂上は間違いないなんて大きなことを言うと、遭難のもと、地図を調べると八本歯沢へでるのでそのまま沢沿いの荒れた道を登る。いいかげん嫌になる頃あちこちにテントが張ってある八木歯沢出合へ着く。ここで大休止。
バットレスはガスで良く見えないが今ごろ小島、野田さんヒーヒーいいながら第四尾根を登っているだろう。御池小屋には日が高いうちに着く。無事、登攀を終えたK、N氏等と合流。
9月25日
朝から嫌な天気、テントを出る頃からポツポツ落ちてきた。草スベリの嫌な登りをどんどん高度を上げていくと雨が激しくなる。小太郎尾根に出ると風も強くなり寒さも厳しくなる。9月といえども3,000mの高山、天候が悪いと意外と厳しい。疲労して動けなくなれば凍死もんだ。三山縦走は諦めて肩の小屋へ飛び込み今日は小屋泊り、長い退屈つな一日を過ごす。
9月26日
昨夜の風でガスもすっかりふっ飛び雲一つない快晴、天候が一日早く良くなってくれればと悔やむ。空身で頂上へ登る。風が強くて寒いので早いところ下山、小屋で荷物をまとめて嫌な下りを広河原へと下る。
9/24 | 広河原(9:00) → 八本葉沢出合(11:45~12:45) → 御池小屋(13:20) |
9/25 | 肩の小屋着(7:45) |
9/26 | 肩の小屋(6:20) → 北岳山頂(6:40~7:05) → 肩の小屋(7:25~8:00) → 御池小屋(8:55~9:25) → 広河原(11:15) |