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特別寄稿
横関 眞人

 岩つばめの200号発行おめでとう。三峰もそんなに年を経たかと感無量です。この機会に山の友人に呼びかける果報を感謝したい。私がかつて区のある青年団および少年団のささやかな山の指導をしていた当時、機会を得て入会したのが確か昭和13年だったと記憶している。その頃、宮坂、太田、長久、見沢君等の若い人達が中心に活躍していた。大変お世話になったことを改めてお礼申し上げます。
 私も年に37回の山行を記録したことがあるが、昔日の若さが懐かしい。時代は移り変わっても山に変わりはない。山への思慕も変わりはない。私の山歴が古いということで頼まれて幾つかの会に名を連ねているが、私の故郷はやはり三峰である。そして三峰の会員であったことを誇りとしている。ヤゾー、長久両兄よ、今も山渓を馳せ、その倫理の何たるかを身をもって後者に伝えつつあることは我々の遠く及ばぬことで敬服のほかない。兄等の人生は文字通り山に行きる貴重な存在だと思う。この人望豊かな指導者を持つ人達は幸福であろうと信ずる。大自然に接する心情、それは健康な青春の喜びであろうがそこに何物かを把握して欲しい。そしてより立派な三峰にしていただきたい。先輩諸兄姉ならびに岳友諸君の弥栄を祈る。


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