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高原山・八方ヶ原
鈴木 嶽雄

山行日 1967年6月4日
メンバー 鈴木、播磨

 東北線矢板駅に午前2時頃着く、朝までステーション・ビバーク。山県農場でバスを降り右へ林道を一路八方ヶ原へ向かう。沢沿いにダラダラ登りが続き尾根に出る。途中、薮を漕いで水を飲みに沢まで下る。また尾根に登り平坦な山道を行く、長いが静かな山道で気分が良い。2時間も歩くと八方ヶ原の的場小屋に着く。高原山、釈迦ヶ岳に登るつもりであったが、ガスが濃く見えないので諦めて学校ヶ原で昼寝をすることにする。
 近くに学校があり、バレーボールやフォークダンスをしていた。草原で飯を食ったり寝たりして時間を潰していると、ようやく空も晴れ釈迦ヶ岳が望まれた。
 帰路は塩原への道へ、山の神を過ぎると道は山道になり滝に出る。この滝を見て『地元は小さな滝でも名前を付けるからな』と皮肉っていたが次の雷電の滝で脱帽、恐れ入りました。咆哮霹靂ノ滝、これも大きかったが滝どころではなくなってきた。急に空が暗くなり大粒の雨が降り出してきた。


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