§3 風力
風の速さを風速といって、1秒間に何mという単位で表しますが、普通は何mの風といって1秒間という言葉は略します。ところで、ここに出できた風力というのは。風の強さを12の階級にわけたもので風力と風速との関係は次の表のとおりです。
風力 | 記号 | 風速 |
0 | 風弱く | 00 ~0.3 m/s |
1 | ![]() | 0.3 ~ 1.6 m/s |
2 | ![]() | 1.6 ~ 3.4 m/s |
3 | ![]() | 3.4 ~ 5.5 m/s |
4 | ![]() | 5.5 ~ 8.0 m/s |
5 | ![]() | 8.0 ~ 10.8 m/s |
6 | ![]() | 10.8 ~ 13.9 m/s |
7 | ![]() | 13.9 ~ 17.2 m/s |
8 | ![]() | 17.2 ~ 20.8 m/s |
9 | ![]() | 20.8 ~ 24.5 m/s |
10 | ![]() | 24.5 ~ 28.5 m/s |
11 | ![]() | 28.5 ~ 32.7 m/s |
12 | ![]() | 32.7 m/s以上 |
風向と風力の書き方は地点円に向って風力の線を引きそれに風力に応じた矢羽根、例えば風力1の時は短い山・羽根を1本。風力4では長い矢羽根を2本つければ良いのです。
矢羽根の角度は原則としてB図に示しておきましたのでなるべくこのように書くように心がけて下さい。
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§4 天気
次は天気の記入です。天気は図Cに出ているとおりの記号を地点円に書けば良い訳です。雨、雪、みぞれ、霧などわかっているものを除いて、天気記号の意味を簡単に説明しておきます。
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快晴 | 雲量(雲のない時を0全天が雲におおわれている時を10とする)が0から2までの時 |
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晴 | 雲量が3から7までの時 |
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曇り | 雲量が8以上の時 |
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あられ | 主に不透明な凍った水滴で、直経2m/mから5m/m位の小さなもの、冬の間に降ることが多い |
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ひょう | 氷の小粒または固りで、あられよりも透明で直径が5m/mから50m/m、またはそれ以上のもの。春夏の間に多い |
§5 気圧と気温
気圧は1020ミリバール(mb)とか、986mbというように大体1000mb内外の値です。ですから記入は千位と百位とを略して下2桁だけを20あるいは86と右肩に書きます。その次の気温は気圧とは反対の左肩に記入します。
風向、風力で邪魔されて記入出来ない時はその近くに書き入れて下さい。この気温は前線の位置を決定する時や全体の寒暖を見る時に必要になってきます。
これで一通の地点円の型は出来上った訳です。例を一つ出してみましょう。「××では北の風、風力3、天気雨、気圧1022mb、気温9度」は図のようになる訳です。
図D