山行日 1971年6月20日
メンバー 野田、播磨、鈴木、山本、川田、杉原、広田、松本
新宿発0時20分に乗る。慣れた人は、通路に新聞を敷き、足と顔をつき合わせておやすみ...
私達は、ほとんど寝むれないままに甲府駅に到着。芦安でバスを降り思わぬ寒さに目を覚まし出発する。15分程車道を行くと岩国館があり、ここの庭が登山口になっている。登りは、最初からきつく、その上、霧が深く視界が利かないのでつまらない。うす暗い樹下の道を「休憩」の言葉を待ちながらひたすら登る。少し平担な道に出ると、左右に紫色のアツモリ草が見える。昼食は、唐松岳への分岐点の少し手前で摂る。松本さんの語によると、サクランボに願かけをし、ツルと種を離さずに食べれば、その願いは叶うといわれ何度か挑戦。紅茶とラーメンで体を暖めて出発。唐松岳・裸山に行く人(野田、播磨、鈴木)と分かれ、分岐点で待つこと1時間余り。結局、奥仙重まで行ってしまったので、今度は3人に荷を預け頂上まで往復する。頂上は、樹林に囲まれて展望は悪い。やはり頂上に出たからには、展望を楽しみたいもの。それに霧は、雨までも呼び寄せた。それぞれ雨具の用意をした時、廃品にも見られないような見事な傘にビックリ。
氷室神社に出るころには、雨もあがりここの長い石段を下れば平林のバス停までわずかでした。