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鷹の巣山集中山行 鷹の巣谷コース
小池 泰雄

山行日 1971年5月16日
メンバー 小島、播磨、溝越、川田、小池

 尾根コース組と別れ、鷹ノ巣沢へ入る。丹沢等に比べるとかなり水量が多く、何となく簿暗い感じはやはり奥多摩の沢である。滝らしい滝はほとんど無いが、岩が滑り易い為、意外に時間がかかる。単調な登りにいささか飽きた頃、目の前に20m程の滝が現れた。こいつはチョイと手応がありそうだわいと眺めていたら、K氏が登り始めたので、仕方無しに覚悟を決める。一応全員ドボンもやらず無事直登し、どうやら沢登りらしい気分になれたんだが、その後がよろしくない。行けども行けどものべつ幕無しワサビ田の連続でいささかイヤ気が差したが、まあ何とかツメに入った。が、これまた実に長かった。そして最後が最もいけない。ヤットコサ稜線へ飛び出したところではるか彼方の頂上を見てガックリ、折り合いつかづ、行く気を無くす。結局H、K両氏が頂上へ先着組を呼びに行く次第となったが、案外時間がかかる模様で、やっと中間ぐらいまで両氏がたどり着いたころ、M氏やおら立上ったので、激励のコールなんぞ送るのかと思いきや、「オーイ早く行けよ!遅いんだよ!」は無いよな。まあザッとこんなあんばいでした。終り。


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