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尾瀬・至仏山
平 ふみ

山行日 1972年4月30日~5月3日
メンバー 小池、野田、播磨、平、松本

 4月29日の夜11時30分、ひばりヶ丘から先発隊4名が小池さんの車で、播磨さんがバイクで尾瀬に出発した。道路の選定が良いせいか、車の列も作らずスムーズに行くことができた。鳩待峠まで無理をすれば入れる状態であったが、泥んこの道には悪戦の連続だった。峠から30分手前のところから車を降り、7時前に峠に着いた。小至仏の方へ向い少し登ったところにテン卜を張り、朝食や休憩をとってから自由練習となった。松本さんの意気込みに圧到されながら、パラレルとシャレこんだが、うまくゆかない。
 播磨さん一人を残し、我ら4人は小至仏からスキーで滑ろうと10時に出発。しかし今日は途中の見晴らしの良い場所(1886.9m地点)を拝むだけにし、体力を残しておくことにする。12時ごろテントに戻り、ここがテント禁止地区だと知り、ガックリくる。2時間ほどかかり、山の鼻までテント移動。
 スキーでちょっとと考えていたのがそもそもの間違いで7時に着いた。翌朝9時にスキーをかついで至仏に出発。15分程で頂上に着く。岩場の下辺りで、スキーをデポし頂上に登る。雪もまだ相当あり、5~6のパーティが滑っている。今日も天気が良く、真正面に燧ヶ岳、平ヶ岳、遠くには真白な谷川岳など四方の山が見えた。豪快な春スキーとまではゆかないが、楽しい一日だった。この日から山本さんが入り、酒飲みが一人増える。夕方はめっきり冷えこむ。
 5月2日、至仏ヘスキーに行く予定だったが、出発間際に小雨がパラつき、とり止めになる。
 5月3日、後発隊が予想以上に早く着き、小池、松本、平の3人が山を下る。途中道路にコンクリートミキサーがひっくりかえっているなどの事故に遭い、5時間程時間をロスし、三鷹駅に10時に到着した。


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