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明神岳集中山行
最乗寺コース
今村 信彦

山行日 1972年10月29日
メンバー 今村、長久、鈴木(嶽)、永田、庭野、他2名

 今にも降り出しそうな天気だ。新松田にて他のパーティーと別れ長久さんと合流。バスにて関本へ。そして最乗寺のある道了尊へと接続が良い。杉の大木が鬱蒼と茂る寺周辺はなかなか雰囲気の良い所だ。本堂の手前を左へ登山道に入る。だらだら登りの全く能率の悪い単調さには飽き飽きする。午前中のみ小田原市と相模湾とが見られるが、後ガスが酷くなり視界ゼロとなる。時々、長久さんご自慢の撮影機で我々を即席の役者に仕立てて「ハイ、スタート、もっと元気よく歩いて」などと散々な目に遭う。照れくさいやら気まずいやら、全く参る。途中、ススキの素晴らしい所を過ぎると道端にこんこんと湧き出る水場がある。すごく美味い。これを過ぎ直ぐに昼食とした。山上のちょっとしたレストランのフルコース並だ。腹の虫は大いに満足する。山頂まで約40分。飯を食ったからと言って直ぐにエネルギーになる訳でもないのに、足取りは軽く快調なペースに戻る。視界全くなし。尾根を回り込み笹原が現れると山頂は間近のようだ。
 「猛登」のコールをかける。返答あり、山頂の南斜面の笹原には既に全員集合していた。

〈コースタイム〉
新松田(9:00) → 道了尊(9:40~9:55) → 昼飯(11:30~12:40) → 明神岳(13:15)


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