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水無川本谷と源次郎沢
今村 信彦

山行日 1973年8月12日
メンバー (L)今村、能地、渡辺、庭野、小山

 前夜、水無川戸沢バンガロー下の河原にてツェルトを張る。昨年の集中豪雨のため河原は石ころで埋まっており、集中豪雨の凄まじさを感じる。水無川下の道も流失し、沢通しに行くことになる。今日は水量が実に多く、普段は簡単に登れるルートもなかなかショッパイところもある。大滝まで順調に行くが、最後の滝はいつもは涸棚になっており非常に快適なのだが、水量があり苔があり緊張させられ、この上ですぐに水は涸れガレとなり、また天気もガスっている。詰めは直上すればよいのだが踏み跡に入り塔の岳へは外れてしまっているため笹藪を漕ぎ山頂へ飛び出す。夏は沢に限ると思っていたが、やはり低山の夏の猛暑は堪らない。下山は源次郎尾根の予定だったが、どこで間違えたか源次郎沢への踏み跡に入ってしまいバテバテの調子だ。沢は大したことはないのだが時間を多く費やしてしまう。その上未だ林道歩き1時間あるかと思うとうんざりだ。


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