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その2 ミズヒ沢
甲斐 正信

山行日 1974年6月2日
メンバー (L)今村、宮坂、別所(由)、小山、甲斐、野田

 今回のミズヒ沢が僕にとって沢登りの初めての経験であったが、期待していたより物足りなくがっかりしないでもなかった。でも、ザイルの結び方、"モートー"というコールの役割、滝の直登の際の下から見た感じといざ登り始めての感じの違いなどを知り、○○さんとはぐれて今村さんとすることになった藪漕ぎも大変だったけど勉強になり、有意義な沢登りであった。
 今まで苦しくてもがむしゃらに登ってきた尾根登りとは違って、沢登りは大変楽しいものであると感じた。色々バラエティに富んでいるし、その一つ一つの滝を登るにしても手の置き場所、足の置き場所なんか考えながら手探りで探しながら、一つの滝を登り終えた気分は爽快である。ミズヒでは水が少なくワラジもそう必要でもなかったが、三峰まつりの際の○○○○の沢では初めてワラジを履き、ピタッ、ピタッと足が決まり水の冷たさも気持ちよく一層沢の楽しさを増した。まだ2度の沢で楽しさだけしか知らないが、今度大きな沢もやってみたい。


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