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編集後記
松谷 洋美

 男A「なんだこの岩つばめは、馬鹿に厚いではないか。この当会財政ひっ迫の折に、こんな事をやっていたのでは、またまた会費を上げねばならなくなるぜ」
 御老体A「まあまあ、そう怒りなさんな、編集係はまだ若いやつじゃし、その辺の調整がうまくできんのじゃろう」
 男B(憎しみを込めて)「イヤ、俺は許せない。だいたいあいつは生意気だ、編集係をいいことに一人で何ページも使いやがって。伝統ある三峰山岳会を馬鹿にしとる。公私混同しとる。出てこい、まつたにとかいう阿呆なやつ。俺がピッケルで刺殺してやる。」
 ブスA「そうよ、本当にあの人ったら、我儘で助平で、助平のくせに私なんかお尻にも触ってくれない。ここにアイゼンがあるから、これで蹴飛ばしてやりなさいよ。」
 美女A「キャー、止めて、そんな事するのは止めて。あの人だって悩んでいるのよ、こんな岩つばめになったこと。それにあの人を殺してしまったら、これkらの日本は誰が背負って立つの?」
 ブスB「あんた、何を言ってるの。あんた、あの子の何なのさ?ウブなネンネじゃあるまいし、もっと真面目にやってもらわないとね、それに今回から印刷をやっていただく野口さんにも迷惑がかかるじゃないの」
 その他大勢「そうだ、そうだ、まったくだ」
 美女A(潤んだ瞳で)「でも、でも堪忍してあげて、私とっても悲しいわ」(オヨヨと泣き崩れる。三峰弾劾裁判所内、シーンと静まり返る)。
 松谷君登場「君、泣くんじゃないヨ、泣けばカラスがまた笑う。僕のためになんか泣いちゃいけない。星を見るんだ。空を見るんだ。涙がこぼれないように。僕はいつでも逃げはしない。君の傍に居てあげる。アグネス・チャンとも別れたよ(潔く皆に向かって)。罪があるなら裁かれましょう。未だ払っていない会費も払いましょう。」
 一同(声を揃えて)「もういいヨ、冗談は止めてくれ」


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