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昭和53年度 大集会報告
稲田 竹志
会場 小川会員宅
開催日 1978年4月2日
出席者 島田、林田、播磨、渡辺、山本(義)、梅川、須貝、岡村、長久、稲田(竹)、稲田(由)、小林、木村、佐藤(孝)、春田、野田、別所(進)、別所(由)、宮坂、浅野、鈴木(隆)、久山、松谷、伊藤、時田、小川

==報告事項==
(1). 旧年度会務報告
 昨年は私個人、また委員長としてもトップにて働くことが困難なためもあって企画委員会を設立し、若手企画委員のみに任せっきりの感の1年であった。その結果が一部の委員のみ負担をかけただけで委員会としての足並みは揃ろわず、最初の意図とは違ってしまった。これは全て自分の責任でしかない。
 今年はその点を改めることが先決であり、山岳会は委員だけで運営するのではなく一般のご理解と協力が必要です。
 新委員長の久山君、頑張ってください。

(2). 昭和52年度会計報告 鍵山

収入
51年度よりの繰り越し78,839
51年度会費8,000
52年度会費156,000
53年度会費20,000
入会費14,000
ルーム会費46,000
寄付24,000
雑収入35,259
合計382,098
支出
会報印刷代53,000
装備及び備品購入96,550
都岳連会費8,000
広告費20,000
ルート賃借料60,000
事務諸経費50,943
特別会計分31,950
合計320,443
53年度への繰り越し61,655

(3). 新役員の皆さんの抱負と方針
 新年度を機に役員の皆様にはこんな風にして例会山行に新風を、またこんな風にして新人を引っ張って行こうなど、色々考えておられるようです。
 そこで新役員の各人に抱負と方針を語ってもらいました。

会長 播磨 忠志

 昨年に引き続き会長の職を引き受けることになりました。昨年は色々なことがありましたが、何とか会長の職を全うすることができ、委員長始め委員や会員の方々の協力に感謝する次第です。本年度も昨年同様皆様の協力を得て楽しい三峰山岳会がより大きな発展をするよう非力ながら努力したいと思いますので何分よろしくお願いします。
 会員諸氏には安全登山に徹し、より楽しい山行を実践されることを心からお願い申し上げます。

委員長 久山 学

 三峰に入って早3年目になりました。2年間、企画委員をやらさせていただきましたが、大した働きもできず皆さんに迷惑を掛けたことを深くお詫びします。
 今度委員長として1年間、また皆様と山行やルームでお伴させていただくことになりました。技術的にも精神的にもまだまだ未熟者ですが、皆さんの協力を受けながら頑張りたいと思います。どうかよろしくお願いします。

企画委員 別所 進三郎

 山登りの楽しみ、その半分は計画段階にあり、その計画を練っていくのが企画委員の役割です。即ち、ゆっくり計画する余裕がある者にとって他人の山行まで世話を焼いちゃう非常に楽しいことなのです。
 また企画委員の活躍する場として会の基本行事、合宿、お祭り、集会等の運営をいかにマンネリ化させず、新鮮な感覚で行っていくかが重要な使命となっています。
 しかし、最も重要なことはより多くの会員がより楽しく山登りを楽しむことのできるように山行計画を会員と共に立てることです。特に現時点の会、または個人の山登りの段階、レパートリーを次のステップに結びつけることになるような山行を紹介することだと思います。
 今年は久山新委員長の基本方針「山行計画を楽しむ」に沿って会員全てが計画する楽しみを味わうことができ、企画委員がそのために少しでもお役に立てればと思っております。
 あなたは山行準備のため山道具を選択したり、ちょっと工夫を凝らしてみたりして半日でも時を忘れて部屋を装備で散らかしたことがありますか、あったらそれは計画段階での楽しみの一部を楽しんでいたということなのです。

装備委員 須貝 寿一

 装備係は会所有の共同装備の全般的な管理を担当します。具体的には共同装備の整備、購入、装備リストの作成等が主たる仕事ですが、本年度は会員の方々に分担保管していただいている共同装備の掌握が最も労の多い仕事になるでしょう。その分担保管に関して本年度はもう少し組織的な方法を試みようとおもいます。また、7月、11月には合宿の便宜を図るため詳細な装備リストを作成する予定です。

会計委員 鍵山 京子

 昨年に引き続き会計を担務することになりました。
 会員の皆様のご協力をどうぞよろしく。

総務委員 林田 雅子

 山行計画表、名簿、岩つばめなどの発送をしています。こまめに働けば際限なく、なまければこれまた際限なしで、怠け者の私は後者で申し訳なく思っています。差し支えのない範囲で三峰の人達の近況を正確に掴み、仕事に活かしていきたいと思っています。良き三峰中継局になるように頑張ります。活発な島田さんとコンビを組むようになった林田です、よろしく!

総務委員 島田 兆子

 体力的にも正確的にも山には全然向いていないと知りつつも、何故か山に足を向けている私。
 総務という仕事にも向いていないはずなのに何も私にできることはないためやっている始末、こんな駄目娘に協力を。

編集委員 川田 昭一

 三峰の顔「岩つばめ」の編集を今年度から柴田さんより引き継ぐことになりました。編集という仕事、皆さんが嫌がる原稿書きを無理に押し付け、〆切日が近づくと借金の催促よろしくやんややんやと電話をかける。必要枚数を集めて割付け、印刷という作業で一段落。尚、編集から皆様へ次のことをお願いします。所定の現用紙にて丁寧にお書き下さい。簡単なことです、よろしく。

(4). 年間計画と方針
 年間計画そのものに大きな変化はないが、計画を実行していくことは先取り的感覚の計画性が要るのでるーむにおいて全員で話し合おうではないか。

年間計画
1978年合宿・行事山行例会山行ルーム(集会)開催日
4月(4月2日大集会)日帰り山行(尾根歩き)
訓練山行
4月5日
4月19日
5月春山合宿合宿(残雪の山々)
新緑の山
5月10日
5月24日
6月春の集中春の集中登山6月7日 7~9月例会計画作成、ルームにて
6月21日
7月三峰祭り沢登り
三峰祭り(河原でキャンプ)
7月1日
7月19日
8月春山合宿合宿 ◯第1合宿
   ◯第2合宿
   (夏山縦走)
7月1日
7月19日
9月沢登り(地域研究)
2・3泊にて源流を求めて
9月6日 10月~12月例会計画作成
9月20日
10月秋の集中秋の集中登山
ハイキング
10月4日
10月18日
11月(紅葉の山)
冬山入門
11月1日
11月15日
12月忘年山行雪上訓練
忘年山行
12月6日 1月~3月例会計画作成
12月20日
1979年
1月
冬山合宿合宿
スキー初滑り
陽溜まりハイク
1月10日(第2)
1月24日(第4)
2月スキー合宿雪山
スキー合宿
2月7日
2月21日
3月雪山縦走
冬の低山(藪山)
3月7日
3月20日に変更

今年度の方針

久山 学

 山に登るという行動は会社勤めと違って無償の労働である。だから会員の第一条件はやはり「山が好きだ」ということになる。
 では山に行こうと思ったら先ず第一に計画を立てなければならない。この「計画を立てる」これが山登りの楽しみの半分ぐらいを占めていると私は思う。
 各自はそれぞれ自分の好きな登山方法、好きな季節、好きな山があるはずだ。他人が計画した山行に同行するのも有意義なことだがやはり自分が計画に参加することが自分の登山への威力アップに大きく繋がるのではないだろうか。そこで今年は例会計画を企画委員が作成するのではなく、ルームで皆んなが行きたい山を出し合い、話し合って決めていきたいと思う。各自一人一人が企画委員になった気持ちで参加してもらえればきっと活気ある素晴らしい山岳会になるだろう。
 安全でかつ積極的な登山を目指して全員でモートーしようではないか!

(5). 会則の変更 注[]内は旧会則
== 第3条の2 ==
 原則として小集会は毎月2回とする[第1、第3木曜日]。大集会は年1回以上とする[年2回以上]。
== 第14条 ==
 本会の会費は1ヵ年6千円と定め[4千円]、入会金は2千円[千円]とする。

 会則変更は以上ですが、第14条の年会費改定の実施は53年の7月以降です。また会報や例会山行計画表、その他印刷物の郵送希望者は委員長の特別の許可があれば実施します(会員はルーム出席を原則としています)。休会扱いも委員長許可にて行います。

(6). フォトコンテスト

◯会長賞中村 弘志
◯一席野田 昇秀
◯二席鈴木 隆、春原 君代、稲田 竹志
◯三峰賞野田 昇秀
◯佳作長久 鶴雄
◯特別賞鈴木 一利

 以上の結果でした。我々の写真コンテストはあくまで行動の中のアングルであり、プロではありません。次回もコンテストに多数参加しよう。


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