山行日 1978年6月3日~4日
メンバー (L)久山、江村(真)、江村(皦)、島田、須貝、渡辺、田原、稲田
おかあちゃんが楽しみにしていたこの日が来たので胸を躍らせ家を出る。
そして久山さんの車でさあ出発、途中で故障を起こし小出で修理、稲田さんのお陰でやっと動くことができ、皆んなであーこれで車が動く....と大喜び、先発隊はもう着いているわねと話しながら車に乗る。
2、3時間前に着いていた先発隊に迎えられ私達は到着(長い間運転お疲れさま)。
いよいよ山菜が採れると胸がワクワク、だけど皆んな浅草岳へ登るんだって、一人で残るのも淋しい、そこでおかあちゃんも登ることにしたの。
登って良かったと思ったわ、タラッポが摘めたから....。
とても楽しく登れたけれど、だんだんと厳しくなってきちゃった。
所々に残雪があるも怖ーい、尾根に着いた時は、あーよく無事で登れたと嬉しかった。
そして浅草岳へ、喜びも束の間、帰りがとんでもない所へ、雪渓訓練並みになったからで、ここを降りるのかと思ったら怖くて足がガタガタ、仕方がない死んでも命がありますようにとくそ度胸を出したけれどうまくいかない、頭が先になりこのまま下まで滑り落ちると考えたら怖かった(無理ないね、一度だって訓練したことないもん)。
途中でこの先が滝だって、また足がガタガタよ、それでもスリル満点、恐くもあり、とても楽しかった。
下りながらふきのとうも摘むのは忘れなかった。
何度か死んでも命がありますようにと祈りながら無事に浅草岳より帰還、おかあちゃんは色々なスリルを味わった浅草岳、この山は一生忘れられない(明日は絶対に登らないと心に誓う)。
夕食で一杯のビール、採りたての山菜の天ぷら、とても美味しかった。皆んなは楽しく唄ったり飲んだりしてとても楽しそう。お母ちゃんはもう体がくたくた、一足先に寝ることにした。
今朝は珍しく早く目が覚める。
今日は頑張って採らなきゃーと張り切っていたら雨がポツポツ残念、もう一日天気になってくれたらと無性に腹が立つ。
それでも雨の中で念願のウドを一生懸命、これでおかあちゃんも満足ね、また来年を楽しみに山へサヨナラをした。