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風の中の浅間山行き一行
大野 芳彦

山行日 1980年3月1日
メンバー (L)須貝、広瀬、大野、川又、麻生、小柴、村山

 3月1日、浅間山へ行く一行総勢7名、上野23時53分発の列車で一路軽井沢へ向かった。軽井沢に3時到着。駅で仮眠をとり7時頃タクシーで浅間山へ向かう。登り口は峰ノ茶屋という。ここから広瀬さんトップに新人5名と麻生、須貝両先輩が続く中で雪面にスキーの跡を発見、浅間山でスキーが出来ることを確認する。途中で男性2名に出会う。あと3時間とリーダーの声に皆気を引き締める。10mくらいの風が吹き一歩一歩風の合間を縫うように登って行く。ピッケルを雪面にしっかり打ってないと風で体が飛ばされてしまうのではないかというぐらい強く、ブリザードの吹き付ける場所もありましたが、上の方は風で雪が飛ばされて地肌が出ている場所もあり足場は楽であったと思う。ただ、風に泣かされはしたが何かいい経験したような気持ちが残った。
 ピークには12時30分着、お釜をちらっと覗いただけですぐ下山。ハプニングは下山の時に起きた。尻制動で下り始めて少し時間が経った時、制動が効かなくなり冷や汗をかく場面もありましたが全員下山、峰ノ茶屋に14時45分くらいに着いた。峰ノ茶屋にてビールで乾杯しながらタクシーを待つ。
 非常に良い経験をしたと同時にこの山行に参加して良かったと思いました。


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