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編集後記
江村 真一

 冷夏に続いてこの冬の天候は我々によい経験をさせてくれた。昭和38年以来という大雪はここ数年の冬山と全く異なる面を見せてくれた。特に冬山合宿で目の当たりに見た徳本峠での大雪崩の跡には驚かされた。雪崩の跡ではないかと思いつつ、なかなかはっきりと雪崩だと結論に達し得なかったのはなぜだろうか、数十年と思われる立木が木端微塵になっていたあの光景。
 山岳会のルームは社会状況にこんなに影響されるものだろうか。
 早いもので2年前の今ごろインベーダーゲームの大流行で飯田橋の”人形の家”から御茶ノ水の”ローズウッド”へ、今度はローズウッドが経営危機で会議室を閉鎖するとのこと。
 ”ローズウッド”さん、色々お世話になりました。
 ”人形の家”さん、今後よろしくお願いいたします。
 山渓の3月号には三峰の新会員募集が載っています。心から大勢の新会員が入会することを願っております。昨年に入会した会員はこの1年で色々なことを経験して大きく成長した。ぜひ後輩に教えてあげてもらいたい。
 年輩、中年、そして若者とジェネレーションが共存してこそ明日の三峰が開けていくというもの。いつでも後継者がいて各種のユニークな山行がなされていくことが望ましい。手始めに会員一人一人が年に1回ぐらい自分が考えている山行を係として受け持ってはどうだろうか。


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