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石津窪~市道山
伊藤 光男

山行日 1981年3月29日
メンバー (L)伊藤、江村(皦)、川又、村山、高木、中村

 沢トレーニングということで最も初心者向きの盆堀川に行くことになった。3月28日、三軒茶屋駅に夜9時30分に集合し、車で五日市に向かう。武蔵五日市駅より江村皦氏と合流し、盆堀川千ヶ沢出合の工事用廃屋に11時頃到着し、火を燃やしいつもの酒盛りを始める。
2時頃全員眠りにつく。7時起床しうまい味噌汁を詰め込む。午前中に棡葉窪に行く。盆堀川も釣り人に人気があり結構やっている。ヤマメなどが釣れるそうだ。上水用の小さなダムの右手より流入するのが棡葉窪なので石切り場の工事小屋裏手より川に降り、江村氏、中村氏、村山さん、高木氏、川又氏、伊藤と登り始める。ほとんどの滝は直登できるが、小さいからと甘くみると意外に悪いものがあるので各々じっくり登ることにする。45分で二俣に到着し小休止した後、再び沢を下る。登るのと違い慎重に下る。30分で出合に着く。そこからまた千ヶ沢出合まで車で行き、早々に昼食を摂り本日の目標である千ヶ沢石津窪に向かう。出合より千ヶ沢林道を10分くらい歩き橋を三つ渡り左に曲がる所より石津窪に降りる。沢の下り口も踏み跡で大分人が来ている様子である。二段の美しい釜を持った滝を登り棡葉窪とはちょっと違った味である。全員がすいすいと登っていく、午前中に棡葉窪に登っているので皆んな沢に慣れ冗談も出てくる。1時間30分くらいで大滝25mに着く。小休止をとりザイルを出し流れを直登しようと試みたけれど、危険なので右側のルンゼを登ることにした。江村氏の素晴らしいバランスで全員難なく通過した。大滝からは水もぐっと少なくなり、大した滝もなく約30分くらいで植林の現れる所で終りとなる。それより右に尾根伝いに登り20分で戸倉三山の縦走路に出る。沢と違いやはり汗を大分かいてしまう。縦走路に出て臼杵山、左に市道山と行くが我々は市道山への道をとる。途中2~3人のパーティと出会う。相変わらずのハイペースにバテバテで市道山のピークで大休止となる。風が爽やかで居眠りが出そうである。一服した後出発である。市道山頂上で記念写真を撮り千ヶ沢へと下る。途中全員で沢ガニなど捕る。その他、山女魚、カエルなど見ながら千ヶ沢出合へ下った、それから車で東京へ....。
 今回の山行は、それぞれ楽しかったと思います。


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