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奥武蔵・蕨山
相沢 真知子

山行日 1981年3月8日
メンバー (L)相沢、広瀬、村山、遊佐、中村、国行、川又、鈴木(竹)、小堤、小林、高木

 「わっ」「どうも」集合時間に姿を見せなかった人がいて仕方なく見捨ててきたその人がちゃっかり頂上に座っている。1時間遅れて駅に着き、近道を駆け登ってこられたそうな、ご苦労さまでした。と、ねぎらいつつ会費の督促状を渡す(仕事とはいえ、我ながら....)。
 山の印象は季節で決まる。季節の境のモノトーンの奥武蔵。展望はあまりスッキリしないけれど、それでも遥か遠くまで見渡せる。カメラマンが沢山いて、立てだの歩けだのポーズを求められる。これから名郷に降りるか鳥首峠まで足を延ばすか様子を見てということになったが、わいのわいのと食事をするうち、ふと後ろに目をやるともうポーッとした顔々。「ゆっくりしていこうよ」と広瀬氏のけだるい声。こりゃだめだ。それではと長居を決めこもうとしていると先ほどの遅刻者が「帰る」仕事があるからもう出発しなければとのこと。記念撮影を急ぐ。鈴木カメラマンの前でポーズをとった後、小林氏の黄色いセーターが見えなくなるまで見送る。本当にお疲れさま。
 行きはよいよい帰りは....の急坂である。雪がかなり残っており、それぞれボーゲン、パラレル、グリセードと思い思いに滑り降りる。遊佐氏ひたすらグリセードで決めようとデモンストレーション。高木さんの横滑り、なかなかでしたね。川又氏は何やら独りで騒いでおり、国行氏は慌てずひるまず一人大人、鈴木氏の身軽な足取りはさすがキャリアを思わせ、山の思い出が続く。千鳥足でいたわり合っているのか小堤氏、広瀬氏の姿は見えず。例のムフフという笑い声が時折聞こえる村山さん、軽い足取りは来週へのちょっとした足慣らしである。
 名郷のバス停ではスライディングセーフで飯能へ。駅前のあの中華そば屋のワンタンの味。お勧めですね。O.Bの小堤氏、鈴木氏の参加をいただき、いつもと少し変わったメンバーでの山行は絶好のハイキング日和であった。有難うございました。


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