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櫛形山
沼山 悦子

山行日 1981年7月12日
メンバー (L)岡部、村山、沼山、播磨、中村、広瀬、鈴木(竹)、高木、植村、安田

 帯那山に次いで2度目の山行です。帯那山はなだらかで割りと歩き易いコースだったのでバテませんでしたが、普段運動もしていないので、今回体力がついていくかどうか心配でした。またルームでは何度か顔を会わせていてもお名前と顔が一致しなくて、今回の山行でも初めて会う方ばかりのような気がしました。割りと人見知りする正確なので色々な職業の方と接する機会を得て勉強になります。
 いつもなら寝ている時間に電車が発車します。割と混んでいて周りが騒々しいので眠れそうにありません。電車が進むに連れて通勤客の人達がどんどん降りていきます。夜遅くまでご苦労さまです。と思いつつ辺りを見回すと皆さんが慣れた感じで床にゴロリと寝転んでいます。明日が天気になるように祈りつつおやすみなさい。
 甲府の駅に3時頃到着。いまいち目が冴えません。駅で仮眠するのかと思っていたらタクシーで高尾まで行く案が出て話し合った結果、タクシーで行くことに決定。先に来ている広瀬さんと高木さん(アルコールが入っていて調子が悪そう)を呼んできて直行することになりました。高尾に着いて岡部リーダーの一言で全員仮眠を取ることにしました。このまま歩いたらバテそうな気がしていたので助かりました。6時の起床の声がかかるまでぐっすり眠ってしまいました。
 6時10分出発、天気は晴天、日差しが強い。ちょっと歩いただけで汗が出てきます。前を歩いている中村さんと広瀬さんが楽しそうに笑いながら(何やら面白そうな話)歩いています。突然後で激しい音。笑ってごまかす播磨さん、その後も何度か....後を歩いていなくて良かった思うことしきり。2時間歩くと所々にアヤメが咲いているのが見えてきました。もうアヤメ平が近いな。
 9時15分、アヤメ平に到着。一面紫の絨毯を敷き詰めたような感じでとても綺麗でした。家族連れの人達が大勢来ていて賑やかです。私達もここで朝食を摂ることにしました。何処からともなく一匹の犬が傍にやってきました。パンをあげると臭いを嗅いで見向きもしません。植村さんがソーセージをあげるとお気に召したのか何度もせびりに来ます。食べるものがなくなると、また別の所へさっさと行ってしまいました。そして今回の特別メニューのスイカの登場です。重い思いをして植村さんが背負ってきてくれたスイカ、皆さんで美味しくいただきました。重いのをご苦労様でした。
 10時10分にアヤメ平を後に山頂へと進みます。バラボタン平の分岐点で地元の団体さんとぶつかり小休止、団体さんに「どちらから?」「がんばって下さい」を連発されました。11時30分山頂に到着。本当にここが山頂なのだろうかと思いつつ、昼食を摂る。思い思いに話が弾んでいます。後は儀丹の滝に降りて下るだけですが、儀丹の滝までは鎖ありガレ場ありで急な下りが続いていました。約1時間で到着。汗で汚れた顔を冷たい水で洗ってすっきり、爽やかな気分になりました。爽やかな気分で我が家へ、皆様ご苦労さまでした。今回は急な登りもなく変化に富んだ楽しい山行でした。もっと山の知識と村山さんの根性を見習って体力をつけなければならないと思いました。今後ともよろしく。


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