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二子山
押樽 平

山行日 1982年5月9日
メンバー (L)伊藤、播磨、川田、広瀬、勝部、山本、村山、植村、坂田、押樽

 私にとって今回の山行は2回目であり、それも去年の春山合宿以来であり多少不安もありました。
 前夜発ということで秩父の駅で泊まることになりました。場所は駅の構内の端で食事は鳥と野菜のごった煮でした。
 翌日バスに揺られて小鹿野まで行き、そこで朝食を摂り、そしてまたバスに揺られて坂本まで行きました。
 この日は絶好に天気で登る前から心まで晴々していました。坂本で播磨さんが合流してなお一層賑やかになりました。坂本から服峠までは最初は畑の中を通り、そして杉林の中を登って行きました。登りはきつくはなく、周りは若葉の色・匂いで充満しており、時折左の方向に両神山が見えるようになりました。
 服峠はその場所がわずかしかなく、しかも薄暗く、後は両方の峰への登山道が高くなっているという感じである。
 先ず東峰に行くことになり登っていますと播磨さんが岩に頭をぶつけるというハプニングがあり、一瞬ヒヤリとしましたが幸い血が出た程度でホッとしました。
 頂上の少し手前で3mぐらいの岩場がありちょっぴりスリルを感じながら登って行くとすぐ先の方に頂上が見え、頂からは前方に両神山の独特の山並み、下には山林の緑、上には暑いぐらいの太陽が輝いていました。
 東峰を降りて今度は西峰に行く段になった時、勝部さん、広瀬さん、植村さんの三人が偵察兼気分によって岩登りということで服峠からローソク岩の方へ分かれていきました。
 私達は一般ルートを通り11時半頃着きました。そこで味噌汁を作りながら三人が来るのを待っていました。
 岩を登ってきたのは植村さん、勝部さんの二人で広瀬さんは服峠へ戻って待っているそうです。植村さんのスリムな体が登ってくるのが見えた時は、おおやったね!ご苦労さん。
 二子山は山は小さいけれど景色は良いし、きつくもないし、おまけにちょっとした岩登りも楽しめる気安さなど、良い山だと思いました。帰りはちょこっと残っている山菜採りなどしながら下だってきました。
 皆さん、お疲れさま。


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