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大野山
鈴木 竹次郎
山行日 1982年5月23日
メンバー (L)鈴木(竹)、伊藤、宮坂、野口、堀田、小堤、渡辺(恵)、渡辺(す)、藤居、稲田夫妻、斎藤夫妻、播磨、他子供6名

 予定通りの時間に新松田着、電車も割合に混んでいず楽でした。見回して人数を確認すると何と賑やかなことに総勢19名でタクシーに分乗させるのに一苦労。地図上の地名鍛冶屋敷を過ぎ古宿へ、共和小学校の校庭前で下車し登りの支度にかかる。良い塩梅に天気は良好、富士山は左手にくっきりと姿を現し、遠くの富士と近くの藤の花を指し、フジだフジじゃないと一悶着。
 今日の行程の時間はたっぷりみてあるのでゆっくりと進む。校庭の横を真っ直ぐ通りやがて15分すると杉林の中へと右にグングンと登りにかかる。大きな岩を過ぎ40分ほどで牧場の柵にぶつかり、稜線を目の前に仰ぎつつ左へ廻り込んで15分ばかり急登で大野山の東肩(イヌクビリ)へ、更に稜線を10分ほどで頂上に到着する。
 今回は山行経験が豊富な人が多いせいか途中山の幸のミツバ、ノビル、ヨモギ、オカジュンサイ、ギボシ、野いちごなど昼食のオカズ、食後のデザート、飲み物のツマミ、丹沢の山に登ってこれほど山菜を採ったのは初めてでした。そのせいか頂上に早い人とゆっくりの人では1時間くらいも差がありました。昼食には名コック長が腕をふるい、2時間半も時間をとってあるので飲むほどに、食べるほどに...云々。
 頂上よりの風光も賞すべきものがあるのですが、初夏の霞に薄れ、また木々の若葉に隠されたのは残念でした。
 存分に昼食を摂り2時下山にかかる。牧柵に沿って5分くらいで茶畑の細道を左折して下りきると酒匂川はもう近くで吊橋を渡り国鉄の谷峨駅に到着。皆さん疲れも見せず車中の人なる。尚、若い渡辺さん、驚いたでしょう。年寄りの多い例会で、次は元気ある若い方の山行に参加してしぼられて下さい。


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