山行日 | 1982年4月25日 |
メンバー | (L)川又、伊藤、井上、岡部、宮坂、鈴木(竹)、渡辺(恵)、国行、桑名、小堤、広瀬、坂田、堀田 |
今年2月頃の朝日新聞に三峰山岳会の記事があり目に止まった。山岳会といえば高度な登山技術を持った若者のグループに違いなく、半世紀にもなろうとしている私を入会させてくれるはずもないと思いながら新聞を切り抜いておいた。
やがて早春。そして野山に出かけたくなる季節となった4月、会について問い合わせたところ年間予定表や会報を送付してくださる自分に合った山を選んで参加できるとのことなので喜んで入会させていただいた次第である。
入会して初の山行が笹尾根だった。空は快晴。初夏を思わせるような暑さである。
新宿駅8時20分、上野原9時着、タクシー3台に分乗し郷原で下車。新緑の美しい緩やかな山道を伊藤さんを先頭に女性四人がその後に続き登り始めた。都会の雑踏や騒音から逃れて野鳥のさえずりに耳を傾けたり、野草に目を奪われたりしながらのんびり歩くうちに槇寄山頂に到着。伊藤さんご持参の梅酒をご馳走になりながら全員の到着をまっていたところ、O.Bの面々としんがりを務める川又さんが到着。さすがO.Bの方達はマイペースで元気に登ってこられた。
渡しを除く女性三人が味噌汁(材料はワカメ、ネギ、豆腐そして薬味はカンゾウ)を作ってくれたので、車座になって昼食を摂った。その味噌汁の美味しかったこと!!こういうことは私の今迄の山行では味わったことがなかった。
新芽を吹き出したカラマツ林をくぐり抜け、春霞の三頭山、御前山を前方に見ながら笛吹峠、日原峠を越えて全員無事下山、静かな山行を楽しんだ。