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編集後記
中村 順

 係になってから2回目で、何か新しい企画をなんて考えながら、多忙と特に今回皆さんの原稿が多数集まって、あまり変わり映えしないものになりました。もう少し整理した形にしたいのですが、今回は勘弁して下さい。
 委員会規則および内規が明文化され、皆様に了承されました。原案を作っていただいた企画の植村氏に感謝したいと思います。尚、前号で、「女性会員の獲得はこの人の腕にかかる」と委員紹介するつもりのところ、ミスで抜けておりました。お詫びと共にここで改めてご紹介しておきます。
 尚、委員会内規の中で例会の報告書を山行後30日以内に編集員に提出することと書かれております。この条文をたてに原稿を催促するする気は毛頭ありませんが、皆様の一層のご協力をお願い致します。尚、原稿は20行×20列の原稿用紙で。A4かB4(岩つばめと同じ大きさ)は印刷される人には少し細か過ぎると思われますので、よろしくお願いいたします。
 三峰も来年は50週年を迎えますが、そこで古い話を一つ。我々が山へ登る楽しみはなんでしょうか。中国の唐時代の文人柳宗元(773-819年)は、山歩きの楽しさは大きく二つあるとして「曠如(こうじょ)たるなり、奥如(おうじょ)たるなり」と書いています。つまり、からりと開けた山頂に立って四方を見渡す楽しみ、薄暗い奥深い渓谷を探って行く楽しみです。約1200年前の人ですから岩登りなんかはしなかったでしょうが、登頂と沢歩きが山水の楽しみであると、ずばり言い放っております。我々もこうした山水自然を愛する心をいつまでも持ちたいと思います。


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