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山菜採り山行(乗鞍岳)
渡辺 恵美子
山行日 1982年6月5日~6日
メンバー (L)川又、田原、山本、押樽、川田、伊藤、国行、渡辺(恵)、播磨、鈴木(竹)、江村(皦)

 今年も山菜採りの日が今夜だと思うと朝から張りきる。私は三峰に入会していても乗鞍へは初めての事で、果たして登れるか心配。
 それでもスキーが出来るだけでも楽しくてならない。スキーを持って行くのは自分一人だけかと不安、でも家を出る前に電話があり江村さんから皆んな持参するとの事、安心して家を出る。フウフウしながら駅へ向かう。池袋で鈴木竹次郎に会い、スキーを持ってもらい大助かり、集合場所へ、しかし女性は一人もいない、今年はどうして来ないのか、皆んなの話だと私は女性と思われなかったらしい・・・・。三峰の会員よ私だって女性ですぞ・・・・。やがて車は乗鞍へと向かって夜道を走る。とにかく初めての乗鞍なので地名などが判らないまま書きますのでよろしくね。
 朝方、無事到着、あれが乗鞍だと言われ眼の前にそびえる山を眺める。いよいよスキーが出来ると楽しみにした時、鈴蘭小屋を通り乗鞍ロッヂを過ぎて間もなくゲートが閉まっていて、この先へは車の進入禁止、これではスキーが出来ない。ガッカリ、スキーを担いで登るのも嫌で皆んな諦める。とりあえず仮眠する。人の話し声で目が覚める。鈴木(竹)さん、江村(皦)さんと途中まで登り、引き返すことにし皆んなと別れる。ブラブラ登るうち皆んなの姿は見えなくなり、私達は景色を眺めながらゆっくり登る。天気は最高によく眺めも最高だった。穂高、槍ヶ岳がはっきりと見える。頂上からはもっと眺めは良いと思う。
 やがて位ヶ原山荘に着いたのでここで食事を取り、また登り始める。しかし、疲れてきたのでこの辺りで引き返そうということになり道路に寝転んでウトウト、そのうちに寒くなりのんびりとしていられず下山にかかる。帰り道、今夜の酒の肴に山菜をと探したが、この辺りはあまりないのにがっかり、それでも何とか確保することができた。その時、乗鞍組の声が聞こえモートー。全員揃って下山、一ノ瀬キャンプ場へと向かう。宴会の準備も終わり、賑やかに宴会が始まったがアルコールの量が増すにつれ、夜の更けるのも忘れ話がはずむ。
 今年は鈴木(竹)さんも参加しとても楽しかった。翌日は朝食を早く済ませ出発。あちらこちらと山菜の有りそうな場所へと向かうが、有るのはワラビだけで江村さんにウドを分けてもらいホッとする。これでも山菜採りはやめられない、やはり東北の方が多くあるなと思う。この2日間は雨にも降られず帰りに温泉に入り楽しい山菜採りでした。運転する人は大変だったと思います。ありがとうございました。来年もよろしく、また女性軍も必ず参加して下さい、楽しいものです。


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