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物語山
伊藤 光男
山行日 1982年11月28日
メンバー (L)勝部(久)、鈴木(竹)、江村(真)、広瀬、熊田、岡部、井上(洋)、古矢、岩井、伊藤

 今回は残念ながらアミダに負け、原稿を書くことになったのですが、普通は勝負強さには自信があるのだが、アミダだけは弱すぎる。リーダーの一言で書くことにする。
 11月27日、9時に上野駅のいつもの所に集合し11時7分発の電車に乗る。比較的に空いていて全員腰を下ろす。高崎駅にて仮眠し、翌朝上信電鉄の始発にて下仁田駅へ、駅にて軽い朝食をとり、また始発バスの市野萱へ、国道254号で深山で下車する。
 深山温泉宿の裏手より林道を30分も行くと物語山の標識があり、沢沿いをゆっくり進む。見上げると水道タンクのようなメンベ岩が面白い、少し行くと河原にケルンがあり左に稜線を目指す。かなり急登であり、途中炭焼きガマが2~3個あり、最近まで使われていたようだ。この辺は音のきれいな石がたくさんあり、鉄平石ということである。50分くらい行くと稜線に出る。稜線を東に細長い尾根を進み、10分くらいで山頂に出る。山頂は2坪くらいで測地用のヤグラがある。正面にゴツゴツした赤茶色の妙義山、その後ろに白い浅間山がどっしりと見える。それと葉の落ちた木々の間より西上州の山々、鹿岳、黒滝山、荒船山が・・・。
 展望は最高である。ちょっと三角点に磁石を置いたのですが10度ばかりずれていたのが不思議でした。山頂より下の平らな所でおでんを囲み全員で酒盛りを!
 女性軍の味付けのおでんは最高でした。帰りは荒船鉱泉にてあまりかかない汗を洗い流した。尚、国道側は西上州名物の下仁田ネギとコンニャクの売店が目についた。一日のんびり楽しい山行でした。

〈コースタイム〉
深山温泉(7:35) → 林道登山口(8:15) → 物語山(9:30~12:45) → 深山温泉(14:00)

費用
上野~高崎間 国鉄代 1500円
高崎~下仁田間 私鉄代 890円
下仁田~深山間 バス代 490円
荒船鉱泉~下仁田 タクシー代 2000円
荒船鉱泉休憩料・ビール・風呂代 1500円
おでん代 300円


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