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新年山行「日和田山」
その1
播磨 忠志
山行日 1983年1月23日
メンバー (L)広瀬、播磨(忠)、播磨(順)、伊藤、植村、勝部(辰)、勝部(久)、岡部、田原、江村(真)、江村(し)、国行、小林、高木、中村、牧野、古矢、関谷、川田、川又、鈴木(竹)、野田、岩崎、柄目、原口、斉藤(芳)、藤居、堀田

 1月23日
 朝、池袋の集合場所へ行くともう数人の会員が来ていた。やっぱり季節がら奥武蔵方面へ出かける人が多いせいか、年配のハイカーの数が目立つ。8時38分発の秩父行きの快速急行に乗って一路高麗へ向かう。車内では早くも数人の三峰会員がウィスキーなどで酒宴を始める。昨夜は新年会と称して午前様まで飲んでいたというのに、何という豪快な、何というアホな人々であろうか。
 途中合流の人々も加えて、総勢三十数名高麗駅を10時頃に出発。無風快晴の中を1時間ぐらいで、一汗かくヒマもなく日和田山山頂に到着。少々時間は早いがここで石狩鍋などを作って昼食とする。新年山行といっても重点は山行にあるのではなく、目的地で行う酒宴が大きな目的であるので、こことばかりに皆んな張り切る。持参のアルコール類が見る間に胃の中へ流し込まれ、それにつれて話題も弾んでくる。野田さんや斉藤(芳)君のように滅多に参加しない人や、鈴木(竹)さんや堀田さんのような古参会員を交え、話題も尽きることを知らない。
 ほとんど持参した食料やアルコールもきれいに平らげ満腹になったところで帰路につく。帰路は物見山を通り、宿谷の滝を経て鎌北湖へ下る。鎌北湖の下よりバスを利用する予定であったが、バスの時間に間に合わず、5キロの道を子供達も頑張って、八高線の毛呂駅まで歩く。毛呂の駅前で解散し、楽しい一日を無事終えることができた。
 本日の新年山行のように本年が無事な一年でありますように、また50周年の記念行事の全てが滞りなく行われますよう、心から期待します。
 最後に私ども家族をはじめ、多くの子供達が参加して皆様に面倒を見ていただき、また山頂でのおいしい鍋を用意して下さった係りおよび若い会員の方々に感謝します。

その2
広瀬 昭男

 恒例となった新年山行も、大勢の参加をもって行われました。
 リーダーが集合時刻に遅れたことは、反省すべき点であります。
 池袋発のメンバーが全員揃って西武池袋線高麗駅へと向かった。絶好の陽だまりハイキング日和で、車窓には真白き冬富士が皆の目を捉えて離さない。お酒の好きな人たちがもう車内で乾杯しています。
 高麗駅で現地組と合流。記念撮影を済ませて日和田山へ向かう。岩登りで日和田山のゲレンデには何回も通ったが、ハイキングで頂上へ行くのは初めてであります。
 途中一本休憩をとった後頂上へ。着くとさっそく石狩鍋の用意。作る量が多いのでコック長以下大忙しだ。
 料理が出来上がる頃には各人アルコールも少々入って宴たけなわ、これが新年山行なのでしょう。
 食後一休みしてから下山にとりかかる。頂上近くまで林道ができてしまっている。山村を通り抜けて物見山山頂に立つ。関東平野から筑波山まで見渡せる。
 鎌北湖へは二本のコースがあり、宿谷ノ滝コースをとりました。滝に着いて、希望者が滝見物をする。沢登り経験者にとっては、何の変哲もない滝でありましょう。
 鎌北湖は少しばかり凍っておりました。桜並木を通ってバス停へ向かう。しかし、最終バスは出発してしまった後で、更に毛呂駅まで歩くことになってしまいました。
 事前にバス時刻を調べておくべきだったが、埼玉県の有名な観光地でありながらバスの本数の少ないことと、最終便の早いことは驚かされたことであります。
 何はともあれ、天候に恵まれた楽しい新年山行でありました。


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