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50周年記念訪韓交歓登山
その3 訪韓登山「雪嶽山」に参加して
川田 昭一

 今回50周年記念行事の一環として、盛夏中に行われた訪韓登山、楽しかったこと、驚いたこと、苦しかったことなど沢山ありました。紙面の許す範囲で紹介したいと思います。
 登山ブームまっ盛りの韓国の登山界、雪岳山の岩だたみの頂上が人の重みで沈みそうだった。
 入山料をフモトで払って山に登らせていただく訳にゴミの管理は徹底されていたが、別の方のモノがやたらと目について困った。風に飛ばされたり、土となり自然に帰るからゴミでないことは確かなようだが・・・・(注 別の方のモノとは人糞のこと)。
 大キジの話の後、口の中に流し込む水の話で恐縮だが、山のフトコロ深く入れば湧き出る清水も安心して飲めるが他ではどうも、日本のように旨(甘)い水はなかなかいただけない。特にホテル内に用意されている飲料水は消毒、殺菌薬の匂いが口の中で広がりのどの渇きを水薬で抑えているようだった。
 雪岳山塊では大形のキノコが多いのには驚いた。日本ではなかなか見られない種類であった。例えばイグチ科のヤマドリ茸の仲間やサルのコシカケ科の大形のマスタケ等、土壌、気候風土の違いだろうか?。
 キノコに中毒はつきもののようですが、今回の訪韓中"キノコ中毒"にあらず、ラーメン中毒にかかって(原因は山海ラーメンの中に入っていた貝のようだが・・・)韓国の乙支山岳会の方々を始め、田原団長以下三峰の会員の皆様にはすっかりご迷惑をかけてしまいました。
 せっかく楽しみにしていた訪韓滞在中の後半の部がふいになってしまい、自分ながら残念に思いました。
 機会があったら(金とヒマ見合いで)是非もう一度、訪れたい隣国です。日本人以上の勤勉さや生活様式、それに人情味あふれる心の細やかさをもう一度見て、また心で触れ合いたいと思う。いくらかでも言葉(ハングル文字)を知っていればもっとベターだと思っていた矢先、韓国語講座がNHKの教育TVで来年の4月から放映されるそうです(読売新聞9月25日付)。
 頭が固くなりつつ否、なってしまった年齢にムチを打って、いくらかでもマスターできれば良いと思っております。


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