山行日 | 1984年6月24日 |
メンバー | (L)中村、平尾、湯谷、小原、山田、古矢、市川、井筒、小林、川又、中沢、佐藤(明) |
毎年恒例の大倉尾根におけるボッカ訓練である。例年だと前日の夜から酒の上でもボッカ訓練かと疑われる有様だが、今年はリーダーの都合で当日朝集合とする。そのせいか新人の多い、いかにも訓練というメンバーになる。救助訓練の下見の明氏を見送った後、河原でザックに石を詰める。例年男性は35kg、女性は25kg、強い人は40kgと張り合う場面だが、今年は自己申告制として、バカ尾根を5時間で登れる量として団体行動を義務づける。
朝集合のため出発は9時30分となって遅れ気味だが、そこは新人で頑張って最初のピッチを約1時間歩く。スタートは誰でも張り切るから、ゆっくり登ろうと後ろから声をかけるが「休もう」の声もなくペースはやや速めとなる。これなら遅れた時間を取り戻せると考えたのが浅はか。見晴茶屋手前の平らになった所で座り込む人、青くなる人、ビッコを引く人となる。結局見晴茶屋で25分休み。リーダーの団体行動で行く方針と、優しさ?からのんびりムードとなる。ここからはやや落ち着いてペースも定まり堀山の家まで揃って登ることができた。堀山の家では小草平の沢を早々と登ってきた明氏がビールだけでは間が持たないといった顔付きで待っていた。
ここで時間も午後1時、天気も時々小雨がパラパラくるしで「まことに残念だが中止しよう」となり、全員無念さに思わずくやしい顔になるのを抑えて笑顔でごまかしながら小屋の上の広い場所で昼食とする。富士山マラソンの練習に来て、頂上まで走ってきて下山中の小林君とも会い、比留間酒店から差し入れの生ダルで乾杯となる。下山は例によって鶴巻温泉で汗を流して帰りました。
後の記録にもあるように各自それなりの重量を背負って歩いたので良い経験になったと思います。ただ目標どうり頂上まで行くにはどうしても前夜から入るか、朝早く集合する必要があるようです。
〈コースタイム〉
大倉9:30→見晴茶屋10:35(25分休憩)→駒止茶屋11:20→堀山の家12:55
メンバー及びボッカ重量
平尾 32kg、湯谷 35kg、小原 33kg、山田 25kg、古矢 21kg、市川 25kg
井筒 29kg、小林 21kg、川又 8kg、中沢 39kg、中村 30kg、佐藤(明) 27kg