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氷川キャンプ場三峰祭り&救助訓練
佐藤 明

実施日 1984年6月16日~17日

 昭和59年6月16日夜、氷川キャンプ場にて総勢55名の参加をもって、今年度三峰祭りが催されました。例年通り田原氏に車を供出してもらい準備班は出発したものの、到着がだいぶ遅れたため食事準備にも影響し、出来上がった頃には皆の空腹もピークに達していました。
 メニューは昨年好評だった肉ドウフをメインにサラダ、網焼き、マーボ野菜、枝豆など盛りだくさん。「エサが出来たぞ」の声がかかるや否や、鍋の周りには飢えたおじさん連中がひしめき合います。そしてちょっと出遅れると鍋はカラ。ずっと準備にかかり切りだった食当の女性の方、ご苦労様でした。
 禁止の持込薪をドンドン燃やし、宴は寝静まったキャンプ場で放歌高吟のまま未明まで続き、先輩諸氏や会友などの再会を喜び合いました。
 翌17日はキャンプ場内で救助訓練ということで、万一の事故発生時に施す応急処置、三角巾の使い方、搬送法などの実地訓練が全員参加のもとで行われました。
 これはできるだけ多くの会員に習得して欲しいという意味でお祭りの翌朝行うようにしていますが、二日酔いの体にはなかなかこたえます。しかしながら、山岳会員の常識とすべき内容でもあるため、受講する側も次第に熱が入ってくるのがわかります。
 後半、都岳連主催の救助訓練を受けたばかりの加藤氏がプルダウン法(岩場で宙吊りになった者の救助方法の一つ)のデモンストレーションを行い、今春入会した岩登り志向の会員にも実際に行ってもらいました。このプルダウン法では宙吊りになっている者のザイル(シュリンゲ)を実際にナイフで切断し救出します。しかし救助される側にとっては、自分がぶら下がっているシュリンゲにナイフが当てられ、ねじれながら切れていく様子を目の当たりに見るのは、何度やっても気分のよいものではありません。
 午後1時半、訓練終了後解散となりましたが、更に二次会、三次会と宴は続き、年に一度の三峰祭りの余韻を翌日の体調に影響を与える程、堪能しました。

会計報告
収入
会費 1000円×50名 寄付 3000円(播磨氏より)
行事費 16180円  計69180円也

支出
食費 23000円 飲物 19980円 バンガロー 15000円(6畳2間)
天幕代 6000円(300円×20名分)
花火 3200円
西瓜 3個 2000円  計69180円也

参加者
会員 46名、会員子女 3名、会員外 6名、合計 55名


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