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碧岩
井筒 陽子
山行日 1984年5月27日
メンバー (L)伊藤、川又、中沢、高橋(弘)、高橋(千)、福沢、平野、古矢、山田、小林、井筒

 4月に入会し、3回目の山行となったのが私の故郷、上州の碧岩である。私の勘違いで集合時間より30分遅れて、皆様にご迷惑をおかけしながらも、5月26日午後10時30分目白駅を出発。快適に高速を進み藤岡インターを出て勘能と能倉の間の三段の滝の登山口入口付近でテントを張る。
 翌27日は、ニワトリの声で目覚め、アサリのみそ汁で朝食をとり、7時40分いよいよ出発。三段の滝入口と小さく書いてある標識を見ながら沢沿いを進む。30分程で40m~50mのその名の通り三段になった滝に出る。左岸につけられた巻道を進み右岸の沢を登る。赤いテープを目印に進んだが荒れた道で必死になった。落葉とボロボロの浮石の枯沢をつめ1050mの尾根で一休み。夏ミカンを食べながら現在位置を確かめてから出発。だんだん尾根は急になり浮石に注意しながら進む。私は先程、石を落とし小林さんに当てるという大失敗をしているので、いっそう身を引き締めて登った。10時42分に頂上着。新緑に包まれた西上州の山々を眺めながら昼食。再び地図を出して見比べたりする。11時55分頂上を出発。登りも大変だったが下りもなかなかである。12時55分に分岐点に着き、滝をバックに写真をパチリ。そして13時50分に登山道入口に到着。帰りは鏑川温泉で汗を落す。のんびりとお風呂に浸かりながら、石を落さないように注意することとか、地図で常に自分の位置を確認することとか、一つ一つとても勉強になったナァーなどと思った。そしてこれからも色々な山へ行ってみたいナーと改めて思う機会を得た今回の碧岩の山行であった。


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