トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ252号目次

忘年山行 日の出山
野口 孝司

山行日 1984年12月9日
メンバー (L)野口、堀田、藤居、堀口、渡辺、宮坂、岡田、播磨、原口、他4名

 12月には珍しく暖かい休日、例のごとく新宿中央通路売店前に集合。帰りには沢井駅の近くにある小西酒造に寄って旨い甘酒をたらふく飲んで、生酒(沢の井)を買ってくる予定で、立川より青梅線に乗り換えて御岳駅に降りたのが10時。宮坂氏、堀田氏と合流。バス、ケーブルと乗り継いで、神社に参拝後、日の出山へのコースをとる。
 小春日和のもと、のんびりと歩く。シーズン中は子供連れのハイカーが多く混みあうコースだが12月ともなると静かで、落葉を踏みしめる音がうら寂しい。それでも頂上は意外と賑やかで、適当な場所がないので一段下った処で昼食(宴会)となる。豚汁と焼鳥で堀口さん差し入れのワインで乾杯。また藤居さんの差し入れの会津桧枝岐の原酒、ウィスキー等でホロ酔い機嫌となる頃、原口さん一家が合流し賑やかとなる。しばらくすると汗を拭き拭き、播磨氏が五日市より馬頭刈尾根、大岳山を越えてやって来た。しかし心配なのは鈴木竹さん組である。前夜、氷川のバンガローに泊まって、鋸山、大岳山を経て12時頃には合流すると言っていたが、14時半になってもモートーの反応がないので諦めて、残してあったアルコールと豚汁、その他を整理して、15時に出発。
 軍畑への尾根をとり途中より林道を歩くことになるが、適量をオーバーした宮坂氏が林道の幅一杯によたよた歩くので時間がかかってしまい、多摩川右岸の自動車道路に出る前には日がとっぷりと暮れてしまった。吊橋を渡って小西酒造の処に来た時は17時30分、15時30分には閉店なので旨い甘酒も飲めずまた、生酒も買えず残念無念。是も竹さん組を待っていた報いで、皆んなにブーブー言われ、散々な忘年山行であった。竹さんに貸しをつくったので、今後の山行に一緒に行った時は楽しみだ。


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ252号目次