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沢登り入門(水ノ戸沢)
三原 弘子

山行日 1985年4月14日
メンバー (L)今村、牧野、三原、本山

 4月13日、武蔵五日市駅よりタクシーで神戸岩まで入りシュラフを広げる。寝る前に聞いた今村さんの怪談めいた話が悪かったのか、寒さのせいかなかなか眠れない。
 14日、6時30分起床。日頃の行いが良いのか好天の兆し、神戸岩を見学後、少し戻って沢に入る。私にとっては初溯行でもあり、牧野さんをトップにルンルンと登り始める。さっそく滑ってしまったが一度濡れてしまえば同じと、4月には暖かい水の中をジャボジャボ歩く。明るい感じの沢だがあまり人に知られていないらしく、途中釣り人が二人いた他は誰にも会わなかった。ザイルを出すような怖い所もなく、今村さんに地図の読み方を教わりながら進む。いままで人に付いて行くばかりだったのでとても勉強になった。
 二つほど滝を登って白石へ。くるくると変る光景が縦走などに比べて疲れを感じさせない。新しい遊びを見つけたようで嬉しくなった。
 しかし最後のツメに入ると、一人へばってしまった。予定より少し遅れて御前山へ到着。今日はまだ少し水も冷たかったが、これから夏が楽しみだ。


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