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ちょっと思ってること
小泉 周子

 私が常日頃思っていること、簡単に書きます。
 現在、三峰山岳会は84名の会員で、うち女性は27名。失礼ながら私が名前と顔が一致する方は18名程。訓練を除いて3回以上山行を共にした方は3名いるか否かです。訓練を入れても5名程でしょう。私あまり女の人と山に行くことってありません。いつも一人か二人いるパーティで動いています。それでも、山に登れば満足だから構わないけれど、時折思います。もっと山行パーティの編成と一緒に行く同姓がいたらいいなって。他の女(ひと)もこーなのかなって。だけど一緒にザイルをいつも組む人がいたらきっと私ライバル意識持っちゃう。相手の女(ひと)が自分より登れたら負けたくないと思っちゃう。ずるいようだけど、それでも自分にはいい刺激になると思うんです。これは人それぞれ目指すものが異なるから仕方ないけど、やっぱり寂しくなっちゃうんですよね。
 もう一つ思うことがあります。例えば訓練山行がありますね。これは参加しなくては問題にもなりません。誰だって山が全てじゃないから用事があれば仕方ないけど。しかしその訓練が何のために行なわれるのか理解して欲しいと思います。例えばお正月は、皆冬山へ入りたいでしょう、そしたら身に付けなくてはいけない技術は沢山あるんです。それ、みんな自信ありますか? 無くても入れちゃう会にも問題はあると思うけど、万が一何かあったら必要なんです。突風がきたら耐風姿勢、滑落したらそれなりの停止方法。とても恐ろしいことだけに大切なことと思います。また訓練に参加しても、その後の展開がなければと思います。展開なんて少し大袈裟だけど、そこで得たものはそのままでは飛んでしまいます。後で家とかでの復習が大切だと思います。真剣に覚えようとする気持が無かったら、せっかく参加しても台無しです。それに企画した人のことも少しでいいから思ってください。当然と言ってしまえばそれまでだけど、どうすれば皆に呆気せず登ってもらえるか、何が一番いいかって色々考えるんです。教えた人にとって、自分の教えたことが家に帰ってまでも頭にあって、その人の身に付いたなら嬉しいと思うんですョ。
 なんだか私、余計なこと書いてしまったかも知れない。自分自身だって何もできてないし、現に春山では恥ずかしい心配をかけたし。だけどそんな私をはじめ、三峰の女性みんながもっと登山に対する意識を高められたらなーってすごく思ったんです。そしたら三峰はもっと大きく成長すると思うんです。同じように感じてくれて、自主的な山行がお互いにできたら幸いです。最後まで読んでくれてありがとうございました。失言などありましたらお詫びいたします。


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