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那須温泉山
佐藤 明

山行日 1985年6月30日
メンバー (L)佐藤(明)、加藤、安田、関谷、牧野、大久保、服部、樋口

 昭和60年6月29日、18時30分品川集合。大久保氏の顔でマツダボンゴ9人乗り、電動サンルーフ付き対面シートという車が調達でき、既に高級温泉山行の雰囲気が盛り上がる。渋滞に巻き込まれ23時那須ロープウェイの駐車場着。例により宴会となり2時頃就寝。
 翌30日、軟弱さを雨のためと弁明し、起床7時、出発は9時にまで遅れ込む。30分で峰の茶屋、そして10時にはもう朝日岳の頂上である。しばし展望を楽しみ、熊見曽根経由で第一の目的地、三斗小屋温泉へと向かう。
 二軒ある宿のうち、露天風呂のある煙草屋に11時過ぎに到着。さっそく風呂代300円ずつを払い男性はとりあえず露天風呂に入るが、雨のため視界はいくらもない。おまけにせっかく混浴持参できたものの当の本人達に嫌われて別浴になってしまいダブルパンチである。しょうがないので洗いオケを雨よけの帽子に被り、皆でビールの回し飲み。飲み終ったところで腰巻きタオルに登山靴のいでたちで宿に戻り、内湯に入り直す。参考までにここ三斗小屋温泉の湯はほど良い硫黄泉でとてもうまいのだ。
 飲み直しがてらの昼食後、雨の中を峰の茶屋越えで、3時駐車場に帰着。そして次の目的地は大丸温泉の川の湯なのだ。500円払って行った浴槽、といってもただのお湯の川をせき止めてあるだけ。しかしながら驚くほど広い。この露天風呂は男女別にあり、上流の女湯から男湯を見渡せたのも、今回参加した女性にとって忘れえぬ思い出となったことだろう。
 今回の山行では二湯しか入れなかったが、共に非常に良い雰囲気で、温泉マニアにとっては一浴の価値のあるものと判断される。


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