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剣岳合宿
三原 弘子

山行日 1985年12日~20日
メンバー (L)宮川、湯谷、田中、三原、山田、千代田

 これまでの原稿に必ず出てきた"はじめて"という言い訳も、そろそろ使えなくなった1年目。今回は登攀が中心ということでそのメンバーの顔ぶれに、足を引っ張ってしまうのではないかと恐縮しながらも、短い間に4本のルートを登ることができとても満足しています。
 13日、荷物に振られて雷鳥沢。剣沢ではうまく合流できず、雨音に淋しい夜を過ごす。翌朝宮川さんが迎えに来てくださり空荷で真砂へ。
 VI峰Aフェース 中大ルート(宮川、湯谷、三原)
 二度目の本番で身構えていたが、結構ホールドもあり安心。Bフェースを登る千代田さんたちと撮影会。雪渓下りでは登攀より緊張しかなりの時間を費やしてしまう。
 源次郎・成城大ルート(宮川、田中、三原)
 アプローチでばててしまったが、人工では1ヶ所最上段でも届かず、一度ザイルをつかんでしまったのが残念だった。この日は下降の時にも足を滑らせてしまい、湯谷さんに助けてもらう。夜は天の川と流れ星に感激する。
 VI峰Dフェース 富山大ルート(田中、三原)
 待ち時間でだれてしまったが、今回の登攀の中では一番面白かった。特にナイフリッジは気持ちよかった。
 IV峰Bフェース 京大ルート(田中、三原)
 手巻き寿しを食べて帰ろうと下山を1日延し、休養日の田中さんに付き合ってもらう。他のパーティもなく、ルンルンと快適な登りでお昼にはB.Cに戻ることができた。夕方に山田さんと合流。
 18日、別山に寄り道して下山。
 今回は全部セカンドだったので、連れて行ってもらったという感じで楽しく登らせてもらったが、やはりゲレンデと違って登る速さや、未熟な確保で皆さんに迷惑をかけてしまいました。
 中途半端で止めてしまうのが残念ですが、おかげで最後にとても楽しい山行になりました。どうも色々ありがとうございました。また・・・・・。


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