この一年間、いつもいつも原稿原稿と追いまわされていた様な気がしますが、この「岩つばめ257号」で年4冊というノルマだけは、果たして本当にホッとしているところです。雑誌、岳人4月号の会報欄のところに「岩つばめ」が紹介されました。こういう時だけ「よし、もっといいものを、もっと工夫を凝らしたものを」と思うのですが、元来が怠慢、面倒な事は大嫌い、計画性がないという性格上、いつも野口さんに御迷惑をかけてしまいました。それでも年4回発行できたのも、皆様のご協力と、なによりもガリ切りから印刷製本までしていただいた、野口さんのおかげと感謝しております。
　61年度からは、新編集委員として、小泉さんと服部さんにバトンタッチいたします。これからも例会山行も個人山行も沢山の人が原稿を寄せてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

スギの花粉症にご注意
　アレルギー性気管支炎、鼻炎、眼炎の起きやすい人にとって3～4月は嫌な季節である。杉の花粉飛散で起きる花粉症が猛威を振るうからだ。杉の雄花が飛ぶのは、晴天で気温7度以上、湿度70%以下で毎秒4m以上の風が条件で、長さ20cmの小枝についた花からは99万個の花粉が飛ぶ。これが目や鼻や咽に入ると水溶性の液体が粘膜に溶け込み、浮腫を起こすという。春の山行でアレルギー性の人は、この花粉には十分注意して下さい。