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春山合宿
昭和61年度春山合宿総括
佐藤 明

 今回の合宿期間は3日間共に晴天に恵まれ、全パーティが予定通り芝倉沢出合のベースに集合することが出来ました。
 各隊の行動の詳細は、それぞれから提出されてる報告に任せるとして、ここでは全般的な状況報告にとどめる。

  1. 積雪状況など
    1. 芝倉沢出合、約1mの積雪。他に天幕が10張程度あり。
    2. 芝倉沢上部、稜線まで雪壁。登下降ルートとして本谷、左俣、または一ノ倉岳よりの尾根が良い。
    3. 稜線上、残雪が豊富だが、登山道のほとんどは地面が露出している。
    4. その他、今冬の積雪量は例年並だったが、残雪は若干少な目という印象であった。全般に雪崩の跡は少なかった。

  2. 天候について
    3日間共に、八丈島付近に前線が停滞し、梅雨のはしりのような気圧配置であった。そのため、東京は連日の雨。しかし上越地方はずっと安定した高曇りで、視程約20キロと、行動には最適だった。

  3. 各パーティ、ルートなど
    1. ベース隊、芝倉沢に定着、14名。
    2. 巻機隊、清水より縦走、4名。
    3. 足拍子隊、越後中里より縦走、5名。
    4. 足拍子南尾根隊、土樽より縦走、3名。
    5. 白毛門隊、土合より馬蹄形縦走、4名。
    6. 平標隊、元橋より縦走、7名。
    7.              合計 37名

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