トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ258号目次

丹沢 水棚沢・滝郷沢
高橋 千恵子

山行日 1986年4月27日
メンバー (L)中沢、鈴木(章)、湯谷、溝手、高橋(千)

 4月26日夜、中沢号と大久保号の車で丹沢へと向かう。見送り?に来てくれた湯谷氏が突然行くことになり、11名の参加者となった。
 水棚沢は寄沢の支流で雨山と檜岳の間に出る。人数が多いため、水棚沢より手前の滝郷沢との二組に分かれることになった。私は水量の少ない滝郷沢へ行くことにする。
 7時頃出合を出発。最初の17mの大滝は右側を高捲く。沢は樹林で暗い感じだがF7より展望が開けてくる。沢の気分を味わうためちょっと水に入ってみるが、足首までしか濡れない。小滝の多い沢で難しい所はない。ただ登るにしたがい岩が剥がされて「ラクー」の声を何度聞いたことか、又言ったことか。F6より水量が無くなり乾いた滝が多く現われる。沢登りというよりも岩登りという感じだ。F8とF10でザイルを使った他は浮石に注意をするだけで快適に登れる。つめは笹薮がちょっとあるが短時間で檜岳の少し西側の尾根に出る。檜岳着10時30分。北西の風が強く頂上より外れて風の少ないところで水棚沢の人達を待つ。行動食を広げてゆっくりしているとピクニック気分になる。約束の12時になっても水棚沢の人達が来ないので下山することにした。雨山峠を通り車を置いてある寄大橋まで2時間。合流できなかった水棚沢の人達を待って15時30分に帰路につく。


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ258号目次