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秩父・大持沢
今村 信彦

山行日 1986年4月13日
メンバー (L)今村、野田、大久保、高木(忍)、升田

 武甲山の南隣、大持山の東面に位置する大持沢は、悪い所もなく全体的には明るく雰囲気もなかなか良い沢だ。沢に沿って仕事道が通っており、初心者のみでも心配のないほど易しい。
 前夜、最終電車にて西武秩父駅前で仮眠の後、タクシーにて生川沿いの車道を舗装が切れるところまで入る。これより約20分の歩きで武甲山の表参道登山口に着く。この目と鼻の先が大持沢の入口だ。少しの間、沢沿いの仕事道を進み、適当な所で沢に下る。途中、これといった滝もなかったせいか、ほとんど記憶になく、ただ時間のみ多くかかったようだ。この沢最後? の滝のみ左を高捲く、雪があり地面も凍っており、ちょっといやな感じがした。これを過ぎると滝はなく、沢すじは雪が詰まっており、ズボズボもぐりとても歩ける状態でなく、左上に見える仕事道に上る。この付近は一面伐採され、苗木が植えられたばかりで展望はよく、雪の上とヌカルミを交互に歩き、ヤブもなく大持山に近い稜線に出る。大持山へは行かず、小持山経由、高ワラビ尾根、武士平、浦山へと下り、タクシーで西武秩父駅へ戻る。
 今回は、沢シーズン最初の山行で、体調を整える目的で、なるべく易しい所を選んだのだが、ちょっと物足りなさを感じなくもなかった。

〈コースタイム〉
大持沢出合発(8:35) → 最後の滝上(12:00) → 稜線(13:10) → 小持山(13:50~14:20) → 武士平(15:30~15:40) → バス停浦山(16:20~16:50) → 西武秩父駅(17:10)


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