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奥多摩三条沢
今村 信彦

山行日 1986年6月30日
メンバー (L)今村、野田、田原、大久保、国分、高木(忍)

 6月29日、夜間、大久保氏の車で新宿を発つ時、雨だった。明日は何とかなるだろうという期待もむなしく、まだ雨は降り続いている。そして初夏の割には寒い。
 後山林道の終点より沢仕度で行く。青岩谷にかかる橋を渡ってすぐ、三条沢へと下る。夕方のように暗く、水も冷たい。谷は苔が多くなかなか感じがよいが、悪い所もなく、各自それぞれ好みのルートで行く。途中の銚子の滝は直登不能?、右に道があり登山道へ上る。三条の湯まで沢も平凡そうなので登山道を行く。三条の湯のテント場より又、沢に入る。これといった悪場はない、雲取山への登山道を過ぎ、左に三条の湯の源泉を見、小滝を越えるとカモシカの死体を見る。この少し先で三条の湯からの仕事道と合う。今日はこの雨の中を雲取山までは無理としても三ッ山の稜線までつめることは十分可能だが、帰りが遅くなりそうだ。相談の末、三条の湯で風呂に入る意見に圧倒され、仕事道より下山した。最後まで登らず、途中で降りて風呂に入るなど気分が向かなかったが、入ってみると体は温まりなかなか良い。浴後のビールもまた格別だった。

〈コースタイム〉
青岩橋(8:00) → 三条の湯(9:20~9:40) → 猿谷出合(10:40) → 上部ワサビ田の跡(11:00~12:00) → 三条の湯(12:30~14:30) → 青岩谷(14:50)


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