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特集 山の食事
その3 ペミカン作り
小泉 周子

 ペミカンを知ってますか。山では欠かせない料理であるが、最近は知らない人も少なくないと思う。ここのところあまり見られないが、覚えておくと便利だと思う。
 ペミカンとは何だ! というと、タマネギやニンジンといった野菜と肉をラードで固めたものである。こうしておけば、肉などは日持ちするし、温めるだけで即、食べられるので簡単でよい。そして応用もかなりきく。例えば、炒めれば野菜炒めになる。飯を加えればチャーハンになる。カレー、シチューの具にも使える。疲れたテントの中で材料を切ることもないので楽でもある。

【材料】 ラード・大量、塩・中量、肉・人参・タマネギ・ピーマン等、好みの具を人数分だけ準備する。
【作り方】
  • 材料を適当な大きさに切る。
  • ラードをフライパンに溶かし、具を炒める。
  • 塩味をきつく利かせる。
    注)余りきついと塩味のカレーとかが出来上ってしまう。逆に塩味がうすいと、腐ってしまうので気をつけよう。
  • 最後にラードを目一杯入れる。目安はラードが固まった時に具を包める程度。
  • 少しさましてから、ビニール袋又はラップに包んで冷蔵庫で冷して固める。
【使い方】 ナベを熱して固まったペミカンを入れ溶かす。更にカレーの人はそれなりに。チャーハンの人はそれなりに調理する。

 ペミカンは夏に使うとよい。またレパートリーも広がることと思います。


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