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鹿留山
ヨーカン岩崎

山行日 1987年2月8日
メンバー (L)今村、大久保、牧野、岩崎

 この前の例会参加が、一昨年の5月頃だったから、もう少しで2年ぶりの例会参加になるところだった。
 2月8日、新宿を8時22分に出る。富士急行乗り入れの列車に乗り、高尾で今村氏と合流、他に大久保氏、牧野さんと私である。
 富士吉田の駅から、タクシーで内野まで入るが、運ちゃんが気持ちよく飛ばしてくれたおかげで、道を間違ってくれた。少々行き過ぎただけなのでよかったが、はじめは焦った。地図を見ながら道を選んで行くと、養鶏場の脇に道があった。道は林道である。車の通った跡をすべりながらヨチヨチと歩く。地図では道はあまりないはずなのだが縦横無尽に道ができており、我々としては迷惑な道である。立ノ塚峠までは林道を歩き、難なく峠に到着、展望は余りよくないが、ススキと富士山という絵になる写真が撮れるかも知れない。
 峠から鹿留山までの道は、急登のアップダウンをくり返す。先ず最初の急登で力を使ってしまった私は後悔した。登り切ると目の前にまたピークが、そびえているではないか! かなり足を運ぶのが辛かった。最初のピークを越え、次のピークを登りだすと岩場が現われる。なんとバラエティに富んだ山であろうか。
 鹿留山は稜線から外れており、雪も残っていて、ひっくり返ったり、わずかな時間で頂上に着く。ピークでビールを飲む。以前鹿留山に行った播磨さんたちの話で水がなくて大変だったという事を聞いていたのだが、私も水を忘れてしまったのだがビールがあってよかったのである。
 鹿留山を後にして稜線に戻り、杓子山に向う、鹿留山までのアップダウンはない。振り返ると鹿留山が小さく見える。稜線の分岐を子ノ神と言うが、そこを鹿留山と名付けても良いのではないかと思う程、山は小さく見えた。
 杓子山の頂上は、田植え前の田んぼの様で泥だらけのグチョグチョであった。見晴しはよいのだが、午後になって富士山はかすんでしまっていた。杓子山からの下降は、立ノ塚峠からの登りのようで急である。泥々なのでなるべく道をえらんで行くのだが、やはり滑ってしまう。林道に出合うまでは、さほど時間がかかった様には思われなかった。林道も昔よりは先に延びているらしく、今村さんが色々話をしてくれた。
 1時間林道を歩いて「不動ノ湯」へ到着。お客が多数いたのには驚いた。なかなか気分のいい湯であった。帰りは不動ノ湯からタクシーで大月に出て帰京。日帰りなのに、ずいぶん山に入っていたような気がした。

〈コースタイム〉
内野(11:00) → 立ノ塚峠(12:00~12:35) → 鹿留山(13:35~13:55) → 杓子山(14:35~15:00) → 林道(15:25) → 不動ノ湯(16:05~17:00)

費用
富士吉田~内野 タクシー代 2,700円
不動ノ湯~大月 タクシー代 6,020円
新宿~富士吉田 電車代   2,240円


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